WiMAX(ワイマックス)のWX04は2017年11月に発売され、デザインなどが人気の機種ですね。
当記事では、WX04の実測で以下の項目を確認していきます。
- 他のWiMAX機種と比較してどうなのか
- 通信速度は固定回線として使えるレベルなのか
スペック上の最大速度は実際にでる通信速度ではないので、当記事では実際にWX04の通信速度を測定してみた結果をご紹介していきたいと思います!
WX04のスペック上の通信速度
最大速度 (下り) | 440Mbps |
最大速度 (上り) | 50Mbps |
WX04の最大速度は440Mbpsですが、先に少し触れましたが実際にこの440Mbpsがでることはありません。
WiMAX(ワイマックス)に限らず、光回線や携帯電話などの通信速度表記には、ベストエフォート型という言葉が書いてあります。
ベストエフォート型とは、簡単に言うと「理論上出る通信速度」のことを指しています。
ですので、実際に通信速度に影響のある通信環境や時間帯(通信量が多い少ない)などが一切考慮されていないということになります。
実測!WX04の通信速度は?
実際にWX04を利用して、通信速度を測定してみました。
時間帯や通信環境によって通信速度は違いますが、一つの参考として考えて頂ければと思います。
通信速度の目安を知らないという方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
計測条件
- 場所:千葉県船橋市
- 日時:2018年5月30日-2018年6月3日までの平日と休日
- 測定は平日3日間、休日2日間の平均値
- 2.4GHzと5GHzで各時間に測定
- 家の中ではクレードルを利用した場合も測定
- ハイパフォーマンスモードで測定
WX04の通信速度を家で測定(平日)
時間 (平日) | 測定結果:家 | |
2.4GHz | 5GHz | |
9:00 | 36.1Mbps (41.1Mbps) | 37.2Mbps (42.3Mbps) |
12:00 | 24.6Mbps (32.7Mbps) | 46.8Mbps (48.2Mbps) |
18:00 | 15.2Mbps (24.1Mbps) | 40.9Mbps (43.2Mbps) |
22:00 | 16.9Mbps (24.9Mbps) | 33.2Mbps (36.7Mbps) |
*()はクレードル利用した場合
平日に家の中でWX04の通信速度を測定した結果です。
格安スマホのようにお昼時に通信速度は低下せず、むしろ朝とあまり変わらない結果となりました。
ですが、18:00以降は通信速度がやや遅くなる傾向もありましたが、動画の視聴は問題なくできるレベルといえます。
WX04の通信速度を家で測定(休日)
時間 (休日) | 測定結果:家 | |
2.4GHz | 5GHz | |
9:00 | 33.9Mbps (38.2Mbps) | 57.4Mbps (59.2Mbps) |
12:00 | 23.4Mbps (30.3Mbps) | 23.2Mbps (28.4Mbps) |
18:00 | 25.5Mbps (32.7Mbps) | 31.2Mbps (36.2Mbps) |
22:00 | 30.2Mbps (33.3Mbps) | 30.7Mbps (33.9Mbps) |
*()はクレードル利用した場合
休日に家の中でWX04の通信速度を測定した結果です。
平日と比較すると、お昼ぐらいから通信速度が遅くなる傾向がわかりましたが、20Mbps以上は確保できていましたので、固定回線としても問題ないといえます。
WX04の通信速度を外で測定(平日)
時間 (平日) | 測定結果:外 | |
2.4GHz | 5GHz | |
9:00 | 32.4Mbps | 52.1Mbps |
12:00 | 53.6Mbps | 59.0Mbps |
18:00 | 31.5Mbps | 35.6Mbps |
22:00 | 21.3Mbps | 37.0Mbps |
平日に外でWX04の通信速度を測定した結果です。
基本的にWiMAX(ワイマックス)は障害物の多い家の中より、外の方が通信速度が上がります。
家の中の実測結果と比較すると、多少ですが通信速度は速くなりました。また、家の中同様に18時以降に通信速度がやや落ちる点は同じといえますね。
WX04の通信速度を外で測定(休日)
時間 (休日) | 測定結果:外 | |
2.4GHz | 5GHz | |
9:00 | 22.6Mbps | 58.7Mbps |
12:00 | 22.1Mbps | 28.2Mbps |
18:00 | 25.2Mbps | 26.8Mbps |
22:00 | 27.3Mbps | 34.5Mbps |
休日に外でWX04の通信速度を測定した結果です。
全体的に平日と比較すると、通信速度は上がりませんでした。朝はやはり通信速度が出やすかったですが、その後は20~30Mbpsあたりをキープするにとどまりました。
通信速度の測定結果からわかること
家の中と外でWX04を測定しましたが、いくつかわかったことがあると思います。
WX04の実測てわかったことをまとめると以下のようになります。
- 各時間において、20Mbps以上の通信速度は維持できる
- WX04のクレードルは通信速度が上がる
- 平日は夕方、休日はお昼から通信速度は遅くなる傾向にある
- 実測値はW05とそこまで変わらない
平日・休日の実測結果をみても、20Mbps以上の通信速度をキープできていたので固定回線としても実用できるレベルといえます。
また、WX04のクレードルについてもしっかりアンテナ効果が確認できましたので、WX04を固定回線メインで使う方はクレードルあった方がいいかと思います。
今回数字がごちゃっとするので載せていませんが、最大速度(上り)については、家の中では1Mbps、外では2~3Mbpsという結果でした。
WX04の最大速度(上り)が50Mbpsなので、ぼくの家や周辺は受信感度はあまりよくないといえます。
そして何より、ライバル機種W05はハイスペックですが、実測値はWX04とそこまで変わりませんでした。
W05の実測結果はこちらの記事を参考にしてみてください!
まとめ
WX04を実際に速度測定をしてみましたが、いかがでしたでしょうか?
家の中でも、WX04は固定回線として使える通信速度が出ることが確認できたかと思います。
測定環境によって通信速度は全然違いますが、WiMAX(ワイマックス)端末を選ぶ上で参考にしていただければと思います。
なお、20社以上あるWiMAXプロバイダの中でも、おすすめのプロバイダをまとめた記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください!