インターネット回線の中でも、光回線は通信速度や安定性に優れている高品質なネット回線です。
光回線にはWiFiルーターが必要で、光回線事業者(プロバイダ)からレンタルすることもできますし、自分で購入して用意することもできます。
そんなWiFiルーターの設置場所で迷われる方も多いですが、設置に関していくつか気をつけたいポイントもあります。
当記事では、WiFiルーターのおすすめの設置場所や注意点までまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
Wi-Fiルーターの基礎知識
Wi-Fiルーターは、複数台の接続機器をWi-Fiという無線規格でネットにつなぐための装置です。文字にするとわかりづらいですが、公共施設でもWi-Fi接続はお馴染みですよね。
Wi-Fiルーターによって、多くのスマホやPC、ゲームなどと同時に無線接続ができるようになります。
光回線向けのWi-Fiルーターは安価なもので3,000円ほどで購入できるほか、ハイスペックモデルであれば10,000円以上と考えておくといいかもしれません。
Wi-Fiルーターの選び方などはこちらの記事に詳しくまとめていますので、気になる方は参考にしてみてください。
ここはダメ!Wi-Fiルーターに向いていない設置場所
家の中の目立たないところにWi-Fiルーターを置く方もいらっしゃいますが、明確にWi-Fiルーターに向いていない置き場所がいくつか存在します。
NGケース①:床の上や壁、窓の近くに置く
Wi-Fiルーターから発信する電波は、360°全方位に電波を飛ばすように設計されています。
床にWi-Fiルーターを置くことで、家具などに電波を遮られてしまうので、部屋の隅々まで十分に電波を飛ばすことができなくなってしまうわけですね。
また、WiMAXなどは窓の近くに置く方がいいとされていますが、光回線のWi-Fiルーターは光ファイバーで宅内まで回線を通しているので、電波塔から受信するといったことがありません。
Wi-Fiルーターを中心に全方位に電波を発信しますので、できるだけ部屋の中央に置く方がいいということになります。
NGケース②:電子レンジの近く
最近の家電は、Wi-Fi接続を利用して幅広い機能を備えてきていますが、その中でも電子レンジはWi-Fiと同じ周波数帯を利用しているので、電波干渉を受けやすい特徴があります。
電子レンジの近くで利用することで、Wi-Fiの電波が繋がりにくくなったり、場合によっては途切れてしまうこともあるので、特にキッチン周りに置かないようにした方がいいでしょう。
NGケース③:水槽など水場の近くに置く
Wi-Fiは水槽などが近くにあると水に電波を吸収されてしまうので、電波が弱くなってしまいます。
また、本などの水分を吸収しやすいものの近くでは同じような影響がでることもありますので、湿気のあるところの近くはあまり置かない方がいいんですね。
あまり、洗面所などにWi-Fiルーターを設置することは少ないかと思いますが、リビングなどでも水のある場所はできるだけ避けましょう。
NGケース④:電子機器の近くや金属の棚
Wi-Fiは水だけでなく金属にも電波を吸収されてしまいますので、電子機器の近くや金属の棚などに置くことで電波が弱まってしまいます。
金属の棚に電化製品を置くと見栄えはスタイリッシュですが、Wi-Fiルーターは不向きなのでできるだけ避けてくださいね。
以上、Wi-Fiルーターに向いていない設置場所を4つご紹介しました。
WiFiルーターに向いていない設置場所
- 床の上や壁、窓の近く
- 電子レンジの近く
- 水槽など水場の近く
- 電子機器の近くや金属の棚
これを踏まえて、どのようにWi-Fiルーターを設置したらスペックを十分に発揮したパフォーマンスを発揮してくれるのかをまとめてみたいと思います。
WiFiルーターの最適な置き場所とは?
Wi-Fiルーターの最適な設置場所について、おさえておきたいポイントは3点です。
高さは1~2mのところに設置
Wi-Fiルーターは全方位に向けて円状に電波を発します。
先ほど床に置くのはNGとご紹介しましたが、テーブルの上など1~2mの高さに置くと電波を効率よく飛ばすことができます。
Wi-Fiルーターを置く台やテーブルは、できるだけ金属製でないものがいいといえるかと思います。
部屋の中央あたりがベスト
Wi-Fiルーターは壁や窓側ではなく、部屋の中央に置くことで安定した電波を部屋の隅々まで飛ばすことができます。
ですが、部屋の中央にWi-Fiルーターを置くというのは難しいかもしれませんので、できるだけ部屋の壁側に置かないように意識しておけばいいかと思います。
戸建ての場合は2階より1階に置く
戸建てなどで複数のフロアでWiFiルーターを利用したい場合、2階よりも1階に置くことで電波を効率よく飛ばすことができます。
Wi-Fiの特性として電波は下には飛びにくいので、2階にWi-Fiルーターを設置してしまうと、1階の受信感度は落ちてしまうので注意してください。
以上、3点をおさえてWi-Fiルーターを設置すると通信速度の向上が期待できますので、ぜひ試してみてくださいね。
最適な設置場所まとめ
- 1~2mの高さの場所に置くと効率よく電波を飛ばせる。
- 部屋の角や窓側を避け、できるだけ部屋の中央に置く。
- 戸建ての場合は1階にWiFiルーターを置くと効率よく電波を飛ばせる。
おわりに
WiFiルーターの設置場所についてまとめてみました。
光回線は高速通信が期待できるネット回線ですし、Wi-Fiルーターもハイスペックなものが比較的安く発売されています。
ちょっとした工夫でWi-Fiルーターのパフォーマンスを最大限発揮させることもできますので、通信速度が気になる方はぜひ試してみてください!
なお、おすすめの光回線事業者をお探しの方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
当サイトではWiMAXについても解説しています。
おすすめのWiMAXプロバイダをまとめた記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください。