WiMAXはギガ放題という無制限プランがありますが、3日で10GB以上のデータ量を消費すると速度制限の対象となります。
速度制限下では、通信速度が1Mbpsとなりますが実際に体感速度はどのぐらいなのか気になるところですね。
当記事では、WiMAXの速度制限下において、LINEやYouTubeなどいろいろと利用して体感速度を検証してみましたので参考にしてみてください!
WiMAXの速度制限とは
まず、WiMAXの速度制限について確認していきましょう。
最初にご紹介したとおり、WiMAXはギガ放題という無制限プランであっても3日で合計10GB以上のデータ量を消費すると速度制限の対象となります。
WiMAXの速度制限
- 対象:3日で合計10GB以上のデータ量を消費
- 期間:翌日の18時~翌々日の2時までの8時間
- 通信速度:1Mbps
WiMAXの場合、速度制限はすぐにかかるけではなく翌日の18時~翌々日の2時までの8時間と決まっています。
例えば、上図のように1日目に3GB、2日目に3GB、3日目に4.2GBとデータ量を消費すると、4日目の18時~5日目の2時までの8時間が速度制限となるわけですね!
WiMAXはデータ量の上限はありませんので、このように1日で50GB以上使ったとしても問題ありません。
この場合は、3日目に50GBのデータ量を消費しているので、速度制限は4日目の18時~5日目の2時まで、5日目の18時~6日目の2時まで、6日目の18時~7日目の2時までということになります。
それ以外の時間帯であれば、通信制限なくネットにつなぐことができます。
実際に速度制限にかかった状態で、LINEやYouTubeなどいろいろなサービスを利用してみましたので、これらをご紹介していきたいと思います。
なお、10GBのデータ量に関しての目安が気になる方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
WiMAXの速度制限中に様々なサービスを検証!
実際にWiMAXが速度制限になってしまった場合、ネットサーフィンや動画の視聴などはどのぐらい影響があるのかを調べてみました。
通信速度が制限される日の18時を過ぎるとこのように通信速度が約1Mbpsに制限されます。通信速度は【公式】speedtestで測定しています。
この状態でLINEや動画サービスなどいろいろなサービスを利用してみました。
WiMAX速度制限①:ネットサーフィン
Yahoo!で記事を見たり、グーグルなどでいろいろ調べものをしたりといわゆるネットサーフィンをした場合は、文字だけのページや記事はあまり通信速度の低下は気になりませんが、画像の読み込みは遅く感じます。
画面の小さいスマホより画面の大きいPCやタブレットの方がデータ量が必要となりますので、読み込みスピードも遅いです。
例えば、ぼくが測定した時はYahoo!の記事の画像はスマホで5秒、PC(ミドルスペック)で10秒ぐらいは読み込みにかかりました。
- 調べものを検索したり、記事の文字の読み込みはほとんど遅延を感じない。
- 記事の中にある画像などはスマホは5秒程度、PCは10秒程度の遅延あり。
WiMAX速度制限②:LINEでのメッセージ・通話
次にLINEにおけるメッセージの送受信、LINE通話などを検証しました。
結論からいうと、LINEのメッセージの送受信は気になりませんし、画像に関してもあまり遅延を感じずに送受信できました。ただ、動画の送受信はやはりデータ量が大きいので遅延は感じますね。
意外でしたが、LINE通話は速度制限中でも快適に利用できます。LINEに関してはあまり速度制限を感じずに利用できそうですね!
- 動画の送受信はやや遅く感じるが、それ以外の画像を含めたメッセージの送受信はあまり気にならない。
- LINE通話は問題なくできる。
WiMAX速度制限③:YouTube動画再生
YouTubeに関しては、UQ WiMAXが速度制限中であっても標準画質動画(360p-480p)であれば快適に視聴できると公式に発表しています。
実際にPCでYouTubeを視聴してみると、標準画質動画(480p)でも止まることなく快適に視聴できました。
480pであればPCで視聴しても画質は悪くないですね。HD画質(720p-1080p)になるとやはり止まってしまいますので480pが限界かと思います。
ちなみに、スマホであれば・・と思いHD画質(720p)を試してみると、PCより流れて視聴できますがやはりちょっと止まってしまうといった感じでした。
- YouTubeは480pまでであればPCでも快適に視聴できる
- HD画質(720p-)は途中で再生が止まってしまう。
WiMAX速度制限④:DAZNの視聴
スポーツなどを視聴する方はコンテンツが豊富なDAZNに加入されている方も多いかと思います。
そんなDAZNの推奨環境はこちらです。
DAZNの推奨環境
- 標準画質(720p)・・5Mbps
- 高画質(1080p)・・9Mbps
WiMAXの速度制限中は通信速度は1Mbpsなので、厳しいと思いながらもPCでアクセスしてみましたが、実際のところスムーズに視聴できました。
DAZNはデバイスの通信速度によって画質を自動で調整するので、低画質にはなるのですがDAZNの再生はできるというわけですね。
また、スマホのアプリにはデータ消費量を節約できるデータセーブ機能もあり、活用することでスムーズに視聴することができます。
- DAZNの場合は自動で画質調整がされるので、低画質とはなるがスムーズに視聴できる。
- DAZNのスマホアプリはデータセーブ機能がある。
WiMAX速度制限⑤:オンラインゲーム
最後にオンラインゲームですが、人気のスプラトゥーン2を検証してみました。
オンラインゲームは通信速度以上にレスポンスの速さを数値化したping値が重要ですが、WiMAXの速度制限であっても普段とping値はかわりません。
ping値に関して気になる方はこちらの記事を参考にしてみてください。
実際にスプラトゥーン2をやってみますと、ping値は影響しないこともあって意外にも遅延なくプレイは可能でした。
ですが、途中でイカの挙動がおかしくなるといった謎現象がおきました。(笑)おそらく通信速度が遅いことで通信が不安定になっているからだと思います。
通信が途切れてしまうと一緒にプレイしていた方は残されてしまいますので、マナーのことを考えると、オンラインゲームはあまり推奨できません。
ただ、知り合いだけでプレイする分には問題ないとは思います!
- オンラインゲームもプレイできるが、いつもより通信速度が低下している分、通信は不安定。
- 途中離脱の可能性を理解してくれる方とだけでプレイする方がいい。
おわりに
WiMAXの速度制限下でLINEや動画の視聴はしっかりできるのかを調べてみました。
WiMAXの速度制限環境に関しては、検証前に思っていたよりも多くのことができたので個人的にも収穫でしたね。
ぜひ、WiMAXを検討している方は参考にしていただければと思います!
なお、WiMAXのおすすめプロバイダをまとめた記事もありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。