WiMAX(ワイマックス)端末L01sは2018年1月に発売されたモデルです。
同時期に発売された他の機種W05やWX04といったモバイルルーターとは違い、L01sはホームルーターなので電源供給がある家の中などで使うWiMAX(ワイマックス)端末ですね。
スペックで見ると最大速度はW05の方が速いですが、実際の通信速度や使用感はどうなのでしょうか。
ぼくが実際に8ヶ月使ってみた感想を、客観的な口コミも交えて、包み隠さずご紹介していきたいと思います。
L01sの通信速度は?
ここではL01sの通信速度について、スペックの確認から実際のL01sの通信速度を測定した結果をご紹介します。
L01sスペック上の通信速度
最大速度 (下り) | 440Mbps |
最大速度 (上り) | 30Mbps |
L01sはモバイルルーターのW05やWX04と比較すると、1番スペックが低いです。
W05はスペック上の最大速度は758Mbpsですので、W05の方が優れているようにみえます。
通信速度の下りと上り
- 下り・・・受信のこと。画像のダウンロード、動画を視聴、メールの受信など
- 上り・・・送信のこと。画像をSNSにアップロード、メールの送信など
ホームルーターであるL01sは、実は限られた空間(家の中など)においては、モバイルルーターと比較しても高い通信性能があります。
これに関しては、実測値を確認してみるのが一番早いですね。
実測!実際のL01sの通信速度を測定すると・・
L01sに限らず通信機器は、通信環境や時間帯によって通信速度は変わってきますので、参考程度で考えていただければと思います。
計測条件
- 場所:千葉県船橋市
- 日時:2018年5月30日-2018年6月3日までの平日と休日
- 測定は平日3日間、休日2日間の各時間に測定
実際に細かく測定した結果については、こちらの記事を参考にしてみてください。
上記記事にありますが、実際にL01sを使って通信速度を測定した結果このようになりました。
- 平日・・40Mbps~70Mbps
- 休日・・30Mbps~55Mbps
実際のところ10Mbps以上あれば高画質動画も問題なく視聴できることを考えれば、固定回線として問題なく使えます。
さらに実測値を比較すると、W05やWX04は20Mbpsを下回る時間帯もありましたが、室内における通信速度は全ての測定時間でW05やWX04より速いという結果となりました。
また、通信速度(上り)に関しては、W05やWX04は1~2Mbpsしか出ませんでしたが、L01sは6~8Mbpsとかなりの差がありました。
大事なことは、スペックだけでWiMAX(ワイマックス)端末の良し悪しは計れないということです。
実測値や使用感といった評価は機種選びをする上で非常に重要ですね。
L01sのデザインや大きさは?
サイズ | 180x93x93mm |
重さ | 約450g |
カラー | ホワイト |
L01sのデザインは、家の中に置くものとあって部屋の景観を壊さないシンプルなデザインといえます。
サイズは口コミ評価で思ったより大きかったという意見も見られますが、ホームルーターとしては標準のサイズですし、高さはスマホの1.5倍程度と思ったよりコンパクトな印象でした。
重さは約450gとなっていますが、基本的に置いたまま動かすことはあまりない方が多いのかと思うので、そこまで気にならないでしょう。
カラーバリエーションはホワイトのみですが、部屋に置くものとあって、シンプルなデザインが口コミサイトを確認しても比較的高評価でした。
L01sの操作性は?
L01sの操作性はランプの点滅や色によって情報を拾ったりできるのですが、W05やWX04と比較するとディスプレイがないので、直感で操作はしない方がいいです。
これはちゃんと説明書が同梱されており、最初は戸惑うかもしれませんが、すぐにわかると思います。
操作性に関しては、説明書なしだとわからないのであまりいいとはいえませんが、最初の設定をしてしまえば終わりなので、あまり気にしなくても大丈夫でしょう。
L01sの特徴や機能について
L01sの主な機能については以下の通りです。
- 最大接続台数は42台・・有線LANは2台まで
- 2.4GHzと5GHzの同時出力・・W05やWX04はどちらかに切り替えないと使えない
- ゲストSSID機能・・友人など一時的にネットを使う人に提供する場合に使う
- WPS設定・・簡単に接続機器との設定ができる機能
W05やWX04と比較すると付加的な機能はあまりありませんが、1番使えるのは②2.4GHzと5GHzの同時出力ができる機能です。
周波数帯域には特徴があるのですが、ざっくりというとこの2つの周波数帯にはこのような特徴があります。
- 2.4GHz・・・5GHzより速度は落ちるが、電波が回り込んで端末に届きやすい。電子レンジなど家電製品にも採用されている周波数帯なので電波の干渉を受けやすい。
- 5GHz・・・2.4GHzより直進的で速い通信速度を実現できるが、壁や障害物を回り込むことはできない。家電などの電波の干渉は受けにくい。
例えば、このように使ってみてください。
L01sが置いてある部屋で接続する機器は、接続機器とL01sの間に障害物が少ないので5GHz帯で接続、隣の部屋にある接続機器は、壁があるので2.4GHz帯で接続するなど使い分けをしてみましょう。
それだけでも通信速度が全然違うと思います。
また、PS3などの少し古い接続機器は2.4GHz帯しか接続できないので、W05やWX04のように5GHzから切り替えたりしなくてもそのまま使えるわけですね。
これはW05やWX04などのモバイルルーターではできない機能なので、ぼくはかなり使える機能だと思います。
その他の機能に関しては、こちらの記事を参考にしてみてください!
まとめ
実際にL01sを使ってみた使用感などをまとめてみました。
L01sはライバル機種であるW05やWX04と比べるとスペックは低いですが、家だけで使う場合はL01sの通信速度は1番安定していて速いという実測結果があります。
また、先ほどご紹介しましたが、2.4GHzと5GHzの同時出力ができる機能はW05やWX04にはないおすすめの機能ですね。
ぼくは、W05やWX04、L01sの中で機種選びをするなら以下をおすすめします。参考にしてみてくださいね。
- 家でも外でも使いたい⇒W05
- 家の中でしか使わない⇒L01s
なお、20社以上あるWiMAXプロバイダの中でも、おすすめのプロバイダをまとめた記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください!