WiMAX(ワイマックス)は、1年ごとに新しい機種が発売されています。UQ WiMAXは機種代が有料ですが、多くのWiMAX(ワイマックス)のプロバイダは、機種代が無料です。
わざわざ過去モデルを選ぶ必要はなさそうですが、月によって過去モデル限定で、キャッシュバックが増えるといったプロバイダもあります。
当記事では、WiMAX(ワイマックス)の2016年後半から2017年初期に発売したモデルについて、スペックや機能、口コミなどをまとめました。
「安くなるなら過去モデルでも・・」と検討している方は、参考にしてみてください!
WiMAX端末の選び方
WiMAX(ワイマックス)はプロバイダ選びもそうですが、機種選びもとても重要です。スペック上の通信速度でWiMAX(ワイマックス)端末を選んでいる方が多いのではないでしょうか?
過去モデルでも最高速度は440Mbps以上のスペックがありますので、通信速度に関してはそこまで重要視する必要はありません。
実際に、通信速度はどのぐらい必要なのかをまとめるとこのようになります。
- メールの送受信:0.5Mbps
- youTube【普通画質】:0.7Mbps
- Huluなどの動画ストリーミング【高画質】:5~6Mbps
- オンラインゲーム:5Mbps
実際のところ、通信速度は10Mbps程度あればほとんどのことができます。
WiMAX(ワイマックス)端末のスペックだけ見ると、機種によってかなり差があるように感じますが、どれを選んでも体感速度はそこまで変わりません。
WiMAX(ワイマックス)端末を選ぶポイントは、通信速度よりも「バッテリー性能」や「不具合がでていないか」などの口コミを参考にしてみてください。
- スペック上の通信速度は重視しなくてよい
- バッテリーの持ち、通信速度の実測、不具合の有無など口コミを重視する
W04の機能と口コミ評価
HUAWEI(ファーウェイ)が製造するW05の前機種となります。WX03とは違いスティックタイプの持ちやすいデザインですね。以下はW05との比較になります。
W04 | W05 | |
機種 | ||
発売日 | 2017/2/17 | 2018/1/19 |
最高速度 (下り) | 758Mbps | 758Mbps |
最高速度 (上り) | 37.5Mbps | 112.5Mbps |
au 4G LTE | 〇 | 〇 |
通信時間 | 約9時間 | 約9時間 |
サイズ (mm) | 130x53x14.2 | 130×55×12.6 |
重さ | 約140g | 約131g |
*最高速度は全てベストエフォート型
ベストエフォート型
よく通信速度の欄に書いてあるベストエフォートというのは理論上だせる最高速度のことです。実際にでるWiMAXの通信速度は、通信環境にもよりますが屋内で20~70Mbps程度となります。
W04の通信速度
発売当初は下りの最高速度は440Mbpsでしたが、アップデートにより758Mbpsになりました。
W05と同じく、最大速度758Mbpsはau 4G LTE(ハイスピードエリアモード)を併用した速度です。
このオプションを併用しない場合でも、最大速度は558MbpsとWiMAX(ワイマックス)端末の中ではスペックが高いです。
また、上りの最高速度にW05と差がありますが、高画質画像をWebに上げるなどのアップロードを頻繁に利用される方以外は37.5Mbpsでも十分でしょう。
- 下り・・・受信のこと。画像のダウンロード、動画を視聴、メールの受信など
- 上り・・・送信のこと。画像をSNSにアップロード、メールの送信など
W04のバッテリー性能
W04のバッテリー性能もW05と全く同じですね。
また、通信パフォーマンスを調整する機能も備わっているので、利用する環境に合わせて使い分けるとバッテリーの持続時間を長くすることも可能です。
- ハイパフォーマンスモード・・・約6.5時間
- ノーマルモード・・・約9時間
- バッテリーセーブモード・・・約10.5時間
W04の特徴
W04はW05よりも細長いデザインなので、ポケットに入れて持ち歩きやすいですし、出し入れも簡単です。
携帯性に優れていて尚且つ片手でも操作ができる操作性も兼ね備えています。
W04の口コミ評価や評判
W04の口コミ評価をまとめました。いい口コミと悪い口コミに分けてご紹介します。
W04のいい口コミ
縦持ちというより、このサイズ感いいな。
モバイルルータは「縦持ち」が最適解かもしれない。auが2月発売『Speed Wi-Fi NEXT W04』 https://t.co/NKzIyM1iTc @engadgetjpさんから— yamaguchikenta (@kenta_ymgc) 2017年1月18日
W04を使ってみてるが、速度測ると速くなってるわ
流石に光回線並ではないがauのLTE回線とは十分戦えるんじゃねえかな
— いけちゃん (@ikebukuro3) 2018年4月12日
W04の良い口コミでは、通信速度に関してはWiMAX(ワイマックス)歴代最高という声もあり、概ね受信感度の評価は高かったです。
W04の悪い口コミ
W04、デザインが果てしなくダサいからWX03ほしいけどUSB typeCなのでW04にした
— ☭阪本☭ (@sakamobile) 2017年5月31日
W04、ハイパフォーマンスモードなら5Mbps切ることないけどバッテリーが恐ろしい勢いで減ってく
— SS3A ご用意されませんでした (@st9708f) 2018年4月4日
WX03は電池交換可能な点が個人的に魅力。LTEは使わないので性能は十分。
W04は電池交換不可。契約先によってはケロヨンカラーしか残っておらずその点もやや不満。
W05は縦が横になっただけで中身一緒では疑惑を抱きつつ。
電池交換可能だがWX04は出来損ないと断定。— R-BIKE (@rbike) 2018年1月25日
W04の悪い口コミでは、重さやバッテリーの持ちが悪い、バッテリーの交換ができないといった点が目立ちました。
W04の評価まとめ
総合評価 (4.0) | 実際に通信速度が速いという口コミが多数。過去モデルだが固定回線としても十分。 |
---|---|
デザイン (3.5) | 好みが分かれ賛否両論あり。縦長なので持ちやすい。 |
通信性能 (4.0) | 不具合なく通信も比較的安定している。 |
操作感 (3.0) | 初期設定に悩む人が多いが、慣れてしまえばあまり気にならない。 |
サイズ (3.0) | 縦長だがサイズは普通。やや重い。 |
W04は重さやバッテリーの交換ができない点がマイナスではありますが、通信速度は最新機種にも引けを取らないとの意見が多くありました。
発売当初は不具合もあったようですが、アップデートにより改善されているようです。
W04について、より詳しくまとめた記事もありますので、参考にしてください。
WX03の機能と口コミ評価
NECが製造するWX04の前機種となります。最新機種のWX04と比較したスペックは以下の通りです。
WX03 | WX04 | |
機種 | ||
発売日 | 2016/12/2 | 2017/11/1 |
最高速度 (下り) | 440Mbps | 440Mbps |
最高速度 (上り) | 30Mbps | 75Mbps |
au 4G LTE | × | 〇 |
通信時間 | 約10時間 | 約11.5時間 |
サイズ (mm) | 99x62x13.2 | 111×62×13.3 |
重さ | 約110g | 約128g |
WX03の通信速度
WX03の最高速度はW04よりも遅いですが、新しいモデルのWX04とは変わりません。通信速度に関しては、最新機種レベルと考えて問題ありません。
WX03のバッテリー性能
バッテリー性能は最新機種のWX04には劣るものの、W04やW05よりはバッテリー持ちはいいので持ち運びに適しているといえます。
また、W04と同様に通信パフォーマンスを調整できるので、使い分けでバッテリーの持ちを向上させることも可能です。
- ハイパフォーマンスモード・・・約7.3時間
- ノーマルモード・・・約10時間
- バッテリーセーブモード・・・約12.3時間
WX03専用クレードルのアンテナ拡張機能
WiMAX(ワイマックス)ではクレードルという充電可能な台座が別売りで販売されています。
充電以外に有線LANが1台接続可能になるというメリットがあるのですが、そのクレードルに電波拡張アンテナを初めて搭載したのがWX03です。これにより室内における通信速度が向上します。
WX03の特徴
その他、WX03の機能をまとめました。
- 切り忘れ防止タイマー機能・・・電源の切り忘れや休止状態への切り替え忘れによって電池消耗を防ぐため、WX03の操作をしない状態60分続くと自動的に休止状態に切り替える機能
- スマホでお知らせ機能・・・WX03を操作せずとも電池残量によってお知らせしてくれる機能
WX03の口コミ評価や評判
ここではWX03の口コミ評価をご紹介します。いい口コミと悪い口コミに分けていますので、参考にしてみてください。
WX03のいい口コミ
キャンペーンやってたから2年以上使ってた端末変えてwx02からwx03に変えた
ポケットWiFi初のタッチパネル式だぁ
昨日使ってみたけど通信早いしぷそできるし文句ないかな pic.twitter.com/xgP4hEm0u3— HazMi@実写銀魂2待機 (@QuLa_zeLo) 2018年1月20日
こんな事は滅多にないから記念にパシャっ(о´∀`о)モバイルルータが3台あると圧巻だね。こう見るとNEC製のWX03が1番視認性良い!304ZTは角度付けて見るとほとんどみえんからな〜 pic.twitter.com/65zGvdpQ37
— マシェリ@ガジェットブロガー (@macherie_live) 2017年8月17日
我が家にWiMAX WX03が来たので検証、クレードル付きです(・ω・`)
2枚目がWiFi無しver、
3枚目が2.4GHzハイパワーモードです
もうこれ一つで十分じゃね?てぐらい速い。プレステ4もサクサク動く。
パネェ(・ω・`) pic.twitter.com/rBbG4MNEbF— クロレン@ウェイ系女装男子(´Д` ) (@kuroren_kosu) 2017年9月5日
WX03の良い口コミでは、クレードルのアンテナ機能による速度アップ、ディスプレイが大きく操作しやすいといった口コミが多く見られました。
WX03の悪い口コミ
あー、誰かWX03再起動問題を調べてくれないかなー(チラッ
— 電波の妖精 (@biz4g) 2018年1月23日
WX03の電池パック比較です pic.twitter.com/X50y5i7wse
— 春 (@HAL4hat) 2017年12月17日
Wimax2+運用始めました。機種間違えてWX03にしてしまいau LTE網使えなくてちょっと不満。自宅と会社は30Mbpsぐらい出て良好。日比谷線は全滅って感じ。
日比谷線は格安SIMとOCNかLINEモバイル繋がればオッケーだからあまり気にしてない。— monoporhy (@monoporhy) 2016年12月13日
WX03の悪い口コミでは、バッテリーの膨張について多くのコメントがありました。また、一部の端末で不具合がでている意見がみられます。
また、LTEオプションに対応していないことにもマイナスの意見がありました。
WX03のまとめ
総合評価 (3.0) | 通信速度の評価は賛否両論だが、早期にバッテリーが膨張しやすい。 |
---|---|
デザイン (3.5) | 比較的評価は高い。ライバル機種のW04よりプラス評価が多かった。 |
通信性能 (3.0) | 環境によって速度差がでやすい。ハイスピードプラスエリアモードには対応していない。 |
操作感 (3.5) | 説明書いらずで直感で操作ができる。 |
サイズ (4.0) | コンパクトで持ち運びも〇。 |
WX03に関して、クレードルの拡張アンテナは高い評価が出ていた反面、バッテリーの膨張がしやすく、3ヶ月程度で膨らんだとの情報もあります。
無償で新しいバッテリーを送ってもらった方もいるそうなので、NEC側にもかなりの数の苦情が来ていると考えられますし、アップデートで改善できるレベルではないように見受けられました。
W04とは違い、WX03は自分でバッテリー交換が可能なので、Amazonで購入して新しいバッテリーに付け替えることもできますが、バッテリーが膨らんでいないか定期的に確認した方がよさそうです。
WX03について、より詳しくまとめた記事もありますので、参考にしてください。
L01の機能や口コミ評価
HUAWEI(ファーウェイ)が製造するL01sの前機種となります。こちらはホームルーターなので、屋内でしか使わないという方におすすめの機種です。
W04やWX03といったモバイルルーターと違い持ち運びができませんが、家などの一定範囲における通信性能はホームルーターのL01の方が優れているといえます。
以下はL01とL01sの比較となります。
L01 | L01s | |
機種 | ||
発売日 | 2017/2/17 | 2018/1/19 |
最高速度 (下り) | 440Mbps | 440Mbps |
最高速度 (上り) | 30Mbps | 30Mbps |
au 4G LTE | 〇 | 〇 |
サイズ (mm) | 180×93×93 | 180×93×93 |
重さ | 約493g | 約450g |
最大接続 | 42 | 42 |
L01の通信速度
最大速度は440Mbpsと最新機種のL01sと変わりません。
この機種はau 4G LTE(=ハイスピードエリアモード)をオプションで使うことができますが、モバイルルーターと同じように月に7GBまでと制限がありますので注意が必要です。
L01は42台の端末と接続可能
WiMAX(ワイマックス)のモバイルルーターは最大10台の端末と接続が可能ですが、L01は42台の端末と接続が可能です。
また、有線LAN接続は2台まで可能となります。
今は無線LANで動く家電もいろいろありますので、パソコンやタブレット、スマホ、レコーダー・・・と繋いでいくと意外と10台以上接続することもありそうです。
L01はモバイルルーターより通信性能が優れている
通信性能に関してもL01sと同じです。
ホームルーターは、屋内の一定範囲内においては高性能な通信ができるというメリットがあります。
WiMAX(ワイマックス)のモバイルルーターでは、この2種類の周波数帯域を同時に使うことはできません。ですが、L01はこの2種類を同時に使い分けることができるのです。
この2.4GHzと5GHzの特徴について、簡単にまとめてみます。
- 2.4GHz・・・5GHzより速度は落ちるが、電波が回り込んで端末に届きやすい。電子レンジなど家電製品にも採用されている周波数帯なので電波の干渉を受けやすい。
- 5GHz・・・2.4GHzより直進的で速い通信速度を実現できるが、壁や障害物を回り込むことはできない。家電などの電波の干渉は受けにくい。
例えば、戸建てで使う場合、5GHzでつなぐのは障害物が少ない同じ部屋にある端末だけ、2.4GHzでつなぐのは壁を挟んだ2階の部屋の端末だけ、といった使い分けが同時にできるわけですね。
壁や障害物を挟むと通信速度が変わってくるので、この使い分けがとても重要です!
L01の口コミ評価や評判
L01の口コミ評価をまとめました。いい口コミと悪い口コミに分けてご紹介します。
L01のいい口コミ
引っ越しをきっかけに家のネットをWiMAX に。Try WiMAXで借りた機種では10M前後しか出なかったけど、L01で本契約して繋いだら100M前後出てビックリマン。
今のところ十分固定回線の代わりになっております。 #wimax #l01— おならプリ太郎 (@shoji10_ru) 2018年1月5日
try WiMAXでL01をレンタルして接続してみたら下り平均45Mbps出た
速度制限はどこかで引っかかるだろうが、これなら来月光回線を解約しても大丈夫だな!#WiMAX2 #L01— 人生日々千思万考 (@rsk33275) 2018年6月2日
WiMAX契約22ヵ月経ち機種変更¥0になったのでWiMAXルーター Speed Wi-Fi HOME L01所望したのだ。持ち運び殆どしないからこれでいいのだ。こういうので一番大事なのアンテナ性能だからな、Wi-Fiの方も然り。レビューでCAだのの性能だけで語るな阿呆がと・・。
— あきゅたん (@yoinohana_21) 2017年7月5日
L01の良い口コミでは、通信速度に関しては光回線と同じぐらいという声もあり、かなり受信感度の評価は高かったです。
L01の悪い口コミ
L01はボタンが固くて押しづらい
— のるるん@うっちーツアー全通 (@cod113910) 2014年12月1日
au のspeed Wi-Fi HOME L01で、グローバルIP接続ができるっていう情報とその設定方法にたどり着くまでにどえらい遠回りをしたらしい。
たかがこれだけ!っていうことに昨日1日棒に振ったわ…
— くりママ (@723Kuri) 2018年6月14日
L01の悪い口コミでは、設定がわかりづらいといった声がやや多かったです。また、大きさに関してもマイナスの意見が少しですが散見されました。
L01は後ろにUSBポートがついているのですが、あまり使い道はなさそうです。ぼくはスマホの充電に利用したりしています。
L01のまとめ
総合評価 (4.0) | 家の中ではモバイルルーターより安定して高速通信ができる。 |
---|---|
デザイン (4.0) | シンプルで部屋の景観を損なわない。 |
通信性能 (4.0) | 不具合なく安定しており通信もかなり高速。パケ詰まりなども起きない良機種。 |
操作感 (3.0) | 画面もなく最初の設定がわかりづらいが、ホームルーターでは標準。 |
サイズ (3.0) | モバイルルーターより場所をとるが、ホームルーターとしてサイズは標準。 |
L01は設定のしづらさにマイナスの意見が多くありましたが、受信感度は多くの方が高評価でした。
L01について、より詳しくまとめた記事もありますので、参考にしてください。
過去モデルのおすすめプロバイダは?
過去モデルのおすすめプロバイダですが、現在はほとんどのプロバイダで取り扱いがありあません。
ですが、WiFiレンタルなどでは取り扱いがあり、お得に契約できるというメリットがあります!
W04はWiFiレンタル会社がおすすめ
W04は2つ前のモデルなので、現在はほとんどのプロバイダで取り扱いがありません。
UQ WiMAXは全ての機種の取り扱いがありますが、割引がないため最新機種と同じ料金がかかってしまいます。
そのため、割安料金で過去モデルの取り扱いがあるWiFiレンタルの縛りなしWiFiが一番おすすめです。
契約年数の縛りや解約違約金などが一切ありませんし、料金も3,300円とかなり安いです。
WiMAXの機種は最新機種のWX05またはW04のどちらかのレンタルとなります。(機種の選択はできません。)
縛りなしWiFiについての特徴やデメリット、口コミ評価などは、こちらの記事に詳しくまとめています。
WX03やL01は残念ながらWiFiレンタルでも取り扱いがありませんので、ご紹介できるのはW04のみとなります。
まとめ
W04、WX03、L01のスペックや特徴、口コミをまとめてみました。
WiMAX(ワイマックス)の過去モデルといっても、最新機種とスペックは大きく差はありませんし、料金が安くなるのであれば、選択肢としてはアリなのではないでしょうか。
1つ前のモデルであれば、だいたいがマイナーチェンジで基本的な性能はほとんど変わりません。
WiMAX最新機種の情報はこちら(WiMAXの最新機種と口コミ)で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね!
なお、20社以上あるWiMAXプロバイダの中でも、おすすめのプロバイダをまとめた記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください!