WiMAXの電波が途切れて困っていませんか?スマホと比べるとWiMAXは電波は途切れやすいという性質があります。
ですが、WiMAXの電波の特性を知っておくことで、電波が途切れてしまう原因と対策もわかってきます!
当記事では、WiMAXの電波が途切れてしまう原因と対策について、電波の特性を交えながらまとめました。
この記事を読めば、「WiMAXの電波がすぐ切れる」「家だけで電波が途切れる」などのお悩みを解決することができるはずですので、ぜひご覧ください!
WiMAXの電波はなぜ不安定になる?
WiMAXの電波はなぜ不安定になるのでしょうか。それはWiMAXの電波の特性が関係しています。
WiMAXは高い周波数帯を利用した電波なので、高速通信ができますが、建物や地下などの障害物があると途切れてしまうことがあるんですね。
もう少し詳しく説明しますね。
WiMAXが使っている2.4GHz帯と5GHz帯の周波数帯はスマホと比べると高い周波数帯を使っています。
対して、スマホは大手各社が700MHz~900MHzのプラチナバンドとよばれる低い周波数帯に加えて4~5つの周波数帯を使っていますので電波が途切れにくいんです。
- 周波数帯域が高い・・電波は高速になるが壁や障害物に弱いため、ビルや地下などには届きにく、通信距離も短い
- 周波数帯域が低い・・電波は低速になるが壁や障害物に強く電波が回り込むため、ビルや地下などでも届きやすく、通信距離は長い
WiMAXの電波については、検証した記事もありますので参考にしてみてください。
WiMAXもau 4G LTE、つまりプラチナバンドが使えるLTEオプションがありますので「電波が途切れるなぁ」といったときは活用してみましょう。
LTEオプションについての詳しい内容はこちらの記事を参考にしてみてください。
WiMAXが不安定な原因と対策方法
ここでは具体的にWiMAXが不安定なときの原因とその対策について解説します。
WiMAXの電波の特性を踏まえて確認してみてください。
まずはWiMAXのエリアを確認
まずはWiMAXの対応エリアかどうかを確認してみましょう。
WiMAXのエリア外であれば通信ができなくなりますし、判定が△の場所は途切れることも多いといえます。
WiMAXの対応エリア確認
UQ WiMAXの公式サイトから【公式】UQサービスエリアマップから確認することができます。
UQ WiMAXの公式サイトを確認すると「サービスエリアマップ」と「ピンポイントエリア判定」と2種類の確認方法がありますが、ピンポイントエリア判定で確認をしてみてください。
ご自身がいるところが対応エリアかどうかがすぐにわかります。判定結果など詳しい内容はこちらの記事を参考にしてみてください。
判定が△の場所では、先ほど少し触れたLTEオプションを使ってみると通信が改善することが多いです。
au 4G LTEはWiMAXの通信方式「WiMAX 2+」より電波が繋がりやすいので試してみることをおすすめします。
対策方法
- LTEオプションを使う。
建物内部や地下などはWiMAXの通信が切れることが多い
WiMAXは障害物に弱いというお話をしましたが、建物内部や地下などの分厚い壁などは電波が届きにくいです。
とはいってもUQ WiMAXは日々地下や施設などの電波環境を改善しています。2018年では東京メトロなどの全駅で、WiMAXの通信が使えるようになっています。
ですが、スマホと比べるとまだまだ地下などには弱いので、通信が切れやすい時は周波数帯を切り替えたりLTEオプションを使うことで改善できますので試してみてください。
対策方法
- 5GHz帯で設定している場合は2.4GHz帯に切り替える。
- LTEオプションを使う。
WiMAXの電波が干渉していると通信が途切れることがある
違う電波とぶつかることでWiMAXの通信が弱まったり途切れてしまうことがあります。
これを電波干渉と言うわけですが、WiMAXが使っている2.4GHz帯の周波数は、様々な家電で使われている人気の周波数帯なんです。
例えば、電子レンジやコードレス電話などは2.4GHz帯が使われていますので、WiMAXを近くに置くことで電波干渉が起きやすくなってしまうわけです。
ですが、電波干渉は2.4GHz帯ではなく5GHz帯を使うことで回避できる可能性は高いです。5GHz帯の家電製品は多くないので、気になる方は切り替えをして試してみましょう。
対策方法
- 2.4GHz帯で設定している場合は5GHz帯に切り替える。
WiMAXの通信は家の中だけで途切れる
WiMAXの通信が外では問題なく使えるのに、家では途切れやすいという場合、多くの原因が壁や障害物によるものです。
WiMAXの電波は、基地局から発する電波がご自宅のWiMAXルーターに届く前に壁や木などの障害物を通ることでどんどん弱くなります。
基地局からご自宅までの距離や障害物の多さで、通信強度に差が出るわけですね。
WiMAXのモバイルルーターの置き場所を変えてみたり、WX06やWX05といったルーターであれば、このような電波増強が期待できるクレードル(台座)を買ってみてもいいでしょう。
また、パラボラアンテナを自作でサクッと作ることで電波環境が改善することも多いです。
作り方や口コミはこちらの記事を参考にしてみてください。
個人的に一番おすすめなのが、WiMAXのホームルーターを使ってみるという方法です。
ホームルーターは電源をコンセントから供給していますから、モバイルルーターより送信出力が安定しているのが特徴です。
Amazonやヤフオク、メルカリでWiMAXのホームルーターを買ってUIMカード(SIMカードのようなもの)を差し替えればちゃんと使えるんですね。
値段もAmazonで6,000円程度ですし、ヤフオクやメルカリなどでは4,000円程度で手に入れることもできます。
1つ注意点をあげるとすると、UIMカードサイズがルーターによって違うということです。UIMカードサイズについてまとめていますので、こちらの記事も参考にしてみてください。
対策方法
- WiMAXルーターを窓側に置く。
- WX06やWX05はクレードルを使う。
- 見た目を気にしない方はパラボラアンテナ(リフレクター)を作る。
- WiMAXのホームルーターを買ってみる。
スマホやパソコンなどの接続端末側に問題がある
WiMAX端末ではなく、スマホやパソコンの設定によって電波がつながりにくい場合があります。
スマホのバッテリー消費を抑える省電力モードなどは、通信速度などのパフォーマンスを抑えるので、そういった設定になっていないかを確認してみてください。
また、セキュリティソフトの容量が大きかったりするとそれだけで通信速度が低下することもあります。
対策方法
- スマホやパソコン側の設定を見直す。
⇒省電力モードになっていたり、セキュリティソフトが妨害していないかなど。
おわりに
WiMAXの電波が途切れるときの原因と対策方法についてまとめました。
WiMAXは通信端末なので、電波のトラブルというものは珍しくありませんが、電波の特性を知っているとご自身で対策ができるようになります。
「故障かな・・」と思ったら、まず自分でいろいろ試してみてから契約しているWiMAXプロバイダに連絡してみるといいでしょう。
「WiMAXを検討している」、「WiMAXを使ってみたい」という方は、20社以上あるWiMAXプロバイダのおすすめをまとめた記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください!