急な転勤や引っ越しが発生した場合、契約している光回線をどうすればいいかは難しい問題です。
光回線はプロバイダによって撤去工事が必要であったり、違約金以外でも料金が発生することがあります。
結論から言うと、基本的には光回線を乗り換える方がお得になるケースが多いですが、契約中の違約金や工事費の残債などはしっかり確認する必要がありますね。
当記事では、光回線の乗り換えをした方がお得になるケースとそのまま継続利用した方がいいケースをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
光回線の解約にかかる費用
まず、光回線の解約にかかる費用について解説します。
光回線の違約金
光回線は、プロバイダによって違約金が違います。
実際に戸建てで契約した場合の違約金について、代表的なプロバイダをまとめてみました。
光回線 | 違約金 |
ドコモ光 | 13,000円 |
auひかり | 15,000円 |
ソフトバンク光 | 9,500円 |
NURO光 | 9,500円 |
So-net光プラス | 20,000円 |
ビッグローブ光 | 20,000円 |
光回線は2年契約や3年契約など、契約年数もプロバイダによって違います。
3年契約や5年契約といった場合もありますので、契約更新月は必ず確認をしておいてくださいね。
光回線の工事費用
光回線は違約金のほかに、工事費用についても確認をする必要があります。
工事費用もプロバイダによって違いがありますが、支払いは以下の3パターンとなることが多いです。
光回線の工事費
- 月々の回線費に加えて、分割で支払いをする
- キャンペーンによって無料
- 分割割引で、長期利用をすることで実質無料
キャンペーンによって無料となったり、月々の分割割引で実質無料とするサービスを実施しているプロバイダなど、工事費の取り扱いもさまざまですね。
解約をしたときに気にする必要があるのは①と③のケースです。
特に③のケースは今までの分割割引された分は支払う必要がありませんが、まだ割引を受けてない分は解約したときに利用者が負担します。
①と③どちらの場合も、残りの工事費は一括で支払うのが基本となります。
撤去工事が必要なプロバイダもある
また、撤去工事が必要なプロバイダと不要なプロバイダがあり、撤去工事が必要な場合はさらに工事費がかかるということになります。
光コラボ事業者を含むフレッツ光回線の場合は、撤去工事が不要なケースも多いのですが、独自の光ファイバーを利用しているauひかりなどは撤去工事が必ず必要となります。
契約期間によってはキャンペーン違約金がかかることも
早期に解約をした場合、違約金と工事費の残債のほかにキャンペーン違約金がかかることもあります。
キャンペーン違約金は、キャッシュバックを受け取ってすぐに解約するといったことを防ぐもので、このキャンペーン違約金も様々ですがキャッシュバック額を全額返済とするプロバイダもあります。
基本的にキャンペーン違約金で損をするといったことはありませんが、特典を受けてから忘れた頃にキャンペーン違約金を請求されることもありますので、申し込み時に確認をしておきましょう。
光回線の解約は、違約金と工事費、キャンペーン違約金を合わせた金額になるわけですね。
違約金や工事費を負担してくれるプロバイダ
ここでは新規契約で他社の違約金や工事費を負担してくれる光回線事業者(プロバイダ)をご紹介していきます。
ソフトバンク光は100,000円まで違約金を負担
ソフトバンク光は、他社の違約金や撤去工事費を最大100,000円まで負担してくれます。
違約金負担に関しては、光回線の中で一番手厚いのはこのソフトバンク光です。解約にかかる違約金が高額の場合でも、満額負担してくれるのはかなり助かりますね。
また、ソフトバンク光はモバイルルーターなどの端末代金の残債なども負担してくれるので、光回線以外でも対象となります。
申請手順ですが、他社で支払いをした証明書(請求書)をアップロードまたは郵送をすればいいだけなのでシンプルでわかりやすいです。
おはようございます。
今日は作業所の日ですが、調子が悪く、
午後から行こうと思います。後、嬉しい話だったのですが
ソフトバンク光の乗り換えキャッシュバックを
受けられることになりました😀結構うれしい金額が入ってきたので、
何か買おうかなと考えています。それでは今日も良い一日を。
— カーズ@ドラクエ好きな人 (@kazusan_1G) 2019年6月4日
これだけでもかなり手厚いサービスですが、そのほかスマホの乗り換えにおいても違約金を負担してくれます。
ドコモやau、UQ mobileのスマホをお持ちの方であれば違約金9,500円を負担してくれるので、ソフトバンクスマホを契約しておうち割の割引を受けることもできます。
そんなソフトバンク光は代理店から申し込むことで、公式キャンペーンに加えて代理店のキャンペーンもうけることができます。
ソフトバンク光の代理店キャンペーン
- キャッシュバック33,000円
- キャッシュバック28,000円 + WiFiルーター
*①または②を選択
ソフトバンク光は公式サイトから申し込むとキャッシュバックは24,000円または工事費無料の特典を受けることができますが、代理店申し込みであれば33,000円のキャッシュバックが受け取れます。
代理店申し込みであっても公式キャンペーンは受けれるほか、キャッシュバックの受け取りも早く簡単なので、申し込みは代理店を検討してみましょう。
ソフトバンク光の詳しい内容はこちらの記事を参考にしてみてください。
auひかりは違約金を30,000円まで負担
auひかりは、KDDIの公式特典で他社からauひかりに乗り換え時に発生した違約金を30,000円まで負担してくれます。
このauひかりスタートサポートですが、適用条件がありますので確認しておきましょう。
auひかりスタートサポート適用条件
- 対象とするインターネット回線であること
- ギガ得プラン + ひかり電話 + 電話オプションパックEXでauひかりを契約
- 36ヶ月以上の継続利用(マンションは24ヶ月以上)
auひかりスタートサポートを適用するには、auひかりが対象外とするインターネット回線ではいけません。
対象外のインターネット回線はこちらから確認することができます。
また、auひかりで契約するプランは3年契約のギガ得プランであることに加え、月額500円のひかり電話と月額690円の電話オプションパックEXをつける必要があります。
電話オプションパックEXはその名のとおりひかり電話におけるオプションとなり、上記の項目で690円/月を超える2つ以上のサービスをつけると電話オプションパックEXとなります。
そして最後に、戸建ての場合は36ヶ月以上の利用も適用条件に含まれていますので、万が一途中解約をした場合は違約金が10,000円発生してしまうこともおさえておきましょう。
マンションの場合は24ヶ月以内の解約に対しては7,000円の違約金となります。
いろいろと条件がありましたが、3つの条件を満たしたうえで他社の違約金明細のコピーを契約月を含めた7ヶ月以内にauショップなどで受け取れる申請書をKDDI宛に送れば完了です。
auひかりのキャンペーン
- 月額料金の大幅割引
- セキュリティソフトや安心サポート、くらしのお守りの3オプションは12ヶ月無料
- 【公式】工事費は実質無料
auひかりは、プロバイダから直接申し込みをすることで、プロバイダ独自のサービスに加え、公式キャンペーンも受けることができます。
また、オプション加入も不要なので料金もシンプルでわかりやすいです。
特に、So-netのauひかりは月額割引が大きく、手続き不要で必ず割引を受けれるほか、オプションを12ヶ月無料で利用できるなどサービスも充実しています。
auひかりの詳しい特徴やデメリットは、こちらの記事を参考にしてみてください。
関西限定のeo光なら違約金を50,000円まで負担
- 新規契約で商品券10,000円:マンションの場合は3,000円
- 他社から乗り換えで50,000円まで負担:違約金や撤去工事費が対象
- 月額割引:1年間月額最大2,000円の割引
- 工事費実質無料:30ヶ月の分割割引
- セキュリティ・無線ルーターが12ヶ月無料
eo光は近畿地方の2府4県(大阪・京都・滋賀・兵庫・奈良・和歌山)と福井県が対応エリアの光回線ですが、他社の違約金や工事費を50,000円まで負担してくれます。
また、タブレットなどの端末残債も対象となるので、ソフトバンク光に次いで手厚いサービスがあるといえるかと思います。
eo光は、格安スマホで有名なmineo(マイネオ)などを提供する株式会社オプテージの光回線サービスです。
キャンペーン特典も多く、auスマートバリューにも対応していますし、何より口コミ評価も高いのでおすすめの光回線の一つでもあります。
eo光の詳しい特徴やデメリットはこちらの記事にまとめていますので、気になる方は参考にしてみてください!
中部限定のコミュファ光は40,000円まで負担
- 最大56,000円キャッシュバックの乗り換えキャンペーン
- ギガデビュー割2020:回線+電話+テレビがセットで月額料金を割引
※戸建て限定プラン
※auスマートバリュー対象外 - 工事費無料
- Nintendo Switchプレゼント or キャッシュバック35,000円
※Switchは最短10日発送。キャッシュバックは最短2ヶ月で振込
コミュファ光は愛知・岐阜・三重・静岡・長野の5県で利用できる光回線で、他社からの違約金は最大40,000円まで負担してくれます。
違約金負担の条件
- 光ネット + 光電話 + 光テレビの加入
- オプションを一つ加入
- 開通後3ヶ月以内にアンケートに回答
また、追加でオプション加入することで追加で15,000円のキャッシュバックを受けることができますので、合計で55,000円の乗り換えキャンペーンということになっています。
コミュファ光の対応エリアは限られますが、auスマートバリューに対応しているなどサービスも充実しています。
コミュファ光は代理店から申し込むと、公式キャンペーンと代理店キャンペーンの両方を受けることができるので、代理店申し込みを検討してみましょう。
コミュファ光をもっと知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
以上、代表的な4つの光回線をご紹介しました。
この4つの光回線は違約金負担が充実していますので、もしものときは検討してみるといいでしょう。
移転工事をして契約中の光回線を継続する場合
移転工事をする場合、基本的にまた新しく工事費を支払う必要があります。
ですが、フレッツ光やフレッツ光回線を借りている光コラボ事業者であれば、移転工事費は半額程度になることもあります。
例えば、光コラボ事業者のドコモ光は、戸建ての基本工事費が18,000円(現在は工事費無料)ですが、移転工事費は以下のとおり安くなります。
エリア | 移転工事費 |
NTT東日本内・西日本内の移転 | 9,000円 |
NTT東日本・西日本をまたぐ移転 | 18,000円 |
解約してまた新しく契約するといった手間はないので、そのまま継続利用を考えるのも一つですね!
契約中の光回線を解約して、また新しく光回線を契約するのは手間ではありますが、うまくキャンペーンを利用することで、料金をおさえることができるのは解約⇒新規契約ですので知っておきましょう!
- フレッツ光回線など移転工事が半額になることもある。
- 手間が少ないのは移転工事をして契約中の光回線を継続利用する。
- 解約⇒新規契約は手間だが、キャンペーンを活用すれば料金は安くできる。
おわりに
光回線の乗り換えについて、少し掘り下げて解説してきました。
光回線は安定した高品質なネット回線が利用できますが、どうしても工事など手間と時間がかかります。
引っ越しになった場合、新しい住居でも工事が必要になるので、光回線の乗り換えや違約金負担については知っておくと便利ですね。
なお、光回線をお探しの方はこちらの記事も参考にしてみてください。
当サイトではWiMAXについても解説しています。
20社以上あるWiMAXプロバイダの中でも、おすすめをまとめた記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください!