WiMAXといえばW06やWX05などのモバイルルーターのイメージが強いですが、ホームルーターのL02やWiMAXパソコンなど多くの製品が発売されています。
その中でも、WiMAXではUSB型の通信端末もいくつか発売されており、今回はTriprouter(トリプルーター)という端末について解説します。
このTriprouterはUSB接続やバッテリー充電、Wi-Fi接続ができる1台3役のおもしろいWiMAX端末です。
この記事を読めば、Triprouterの特徴がまるっとわかりますので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください!
Triprouter(トリプルーター)とは?
WiMAXのTriprouterは、PCに接続してインターネットができるスティック型の「Speed USB STICK U01」をモバイルルーター化できるというものです。
このU01単体ではUSB接続をしなければインターネットにつなげることはできません。接続端末に差しこんだ1台しかインターネットができないわけです。
ですが、このU01を白のドッキングルーターに差し込むことで最大8台までのWi-Fi接続ができるようになります。
また、Triprouterはバッテリー機能もありますのでお手持ちのスマホやタブレットなどを充電することもできます。
つまり、先にご紹介した通り1台で3役をこなせるのがこのTriprouterというわけですね。
- USB接続
- Wi-Fi接続
- スマホなどのバッテリー充電
Triprouterのスペック
WiMAXのU01とTriprouterのスペックについてはこちらです。
U01 | Triprouter | |
通信速度 (下り) | 220Mbps | – |
通信速度 (上り) | 25Mbps | – |
バッテリー | – | 2,500mAh |
6時間 | ||
充電時間 | – | 3時間 |
au 4G LTE | 〇 | – |
サイズ (mm) | 32x94x13.5 | 62x108x24.5 |
重さ | 約38g | 約130g |
接続台数 | – | 8台 |
Wi-Fi | IEEE802.11b/g/n | – |
Triprouterの通信速度
通信速度 (下り) | 220Mbps |
通信速度 (上り) | 25Mbps |
WiMAX端末Triprouterの通信速度は、下り最大220Mbpsとやや低いスペックとなっています。
WiMAXの最新機種W06は下り最大1.2Gbpsを考えると、「速度低すぎない?」と不安になるかもしれません。
後ほどご説明しますが、Triprouterは高速Wi-Fi規格「11ac」に対応していないので、実測値でいえばW06と比べれば多少差はあるかもしれません。
とはいえ、10Mbps以上の通信速度があれば高画質動画も快適に視聴することができますので、Triprouterの通信速度で困ることはそこまで多くないはずです。
Triprouterのバッテリー性能
バッテリー | 2,500mAh |
6時間 |
Triprouterのバッテリー性能はやや物足りないという印象です。
最新機種のW06やWX05はバッテリーが9時間以上持つことを考えると、Triprouterを持ち歩く場合はバッテリーは気にしなければいけないですね。
Triprouterは一回の充電に3時間程度かかるようです。
先ほどご紹介しましたが、Triprouterはスマホやタブレットの電源供給もできますので、モバイルチャージャーの機能も搭載しています。これは便利ですね。
また、Triprouterを充電しながらスマホに接続すれば、Triprouterとスマホを同時に充電することもできます。
Triprouterのメリットとデメリット
WiMAX(ワイマックス)のUSB型データ通信端末であるTriprouterは、どのようなメリットとデメリットがあるのかまとめました。
Triprouterのメリット
- モバイルチャージャーの役割がある
- コンパクトでスタイリッシュなデザイン
Triprouterの最大のメリットは1台で3役こなせるという点ですね。中でもモバイルチャージャーの機能は便利といえます。
また、Triprouterはコンパクトで持ち運びもしやすいですし、デザインもスタイリッシュですね。
Triprouterのデメリット
- バッテリー性能はやや物足りない
- 高速Wi-Fi規格「11ac」に対応していない
先ほど触れましたが、Triprouterのバッテリー持続時間は約6時間と少し物足りません。
また、高速Wi-Fi規格「11ac」に対応していないので、WiMAXの最新モデルと比べると実測値は少し落ちるかもしれません。
4K画質動画やオンラインゲームあたりは最新モデルと比べると多少の差は感じられるはずですが、それ以外においては通信速度では問題ないでしょう。
Triprouterの口コミ評価は?
WiMAXのUSB型データ通信端末であるTriprouterの口コミ評価について調べてみました。
代表的ないい口コミと悪い口コミを掲載しています。
Triprouterのいい口コミ
久しぶりにwimaxを使い始めた。triprouterを使っているんだが、このルーターがいいのか前より安定している。
— たっきー (@TackyYoji) 2017年5月12日
TriprouterはUSB接続ができるので、PCなどの通信はWi-Fi接続するよりも安定する可能性は高いですね。
使い方次第で、モバイルルーターよりも安定した通信が期待できます。
Triprouterの悪い口コミ
TripRouter+U01を運用開始してみたが、予想以上にバッテリが持たないな。あとスマホからU01の管理画面開こうとするとTripRouterがリブートしたり、電源の供給切り替えで無限再起動になったり、安定しない印象。
— まついかん (@potepotetamago) 2017年5月30日
個人的な意見ですがTriprouterはUSB端末のUSB STICK U01をドッキングさせてモバイルルーターとしても使えるようにした変態端末です。USB接続をメインに想定している為か通信時間が6時間しかもちません。月300円ほど高いですがW04などの最新機種をおすすめします。
— 都ハルミ (@harumi63) 2017年5月11日
「通信が切れる」や「バッテリーの持続時間」など、マイナスな口コミがやや多く見られました。
バッテリーに関しては最新モデルの方が優れていますので、外でWi-Fi接続メインで通信したい方は最新モデルのモバイルルーターの方がいいでしょう。
Triprouterが契約できるプロバイダは?
WiMAX(ワイマックス)のUSB型データ通信端末であるTriprouterを契約できるプロバイダはかなり限られます。
以前はカシモWiMAXなどでも取り扱いがありましたが、現在はサービス元のUQ WiMAXやhi-ho WiMAXなどでしか契約ができません。
おわりに
WiMAXのUSB型データ通信端末Triprouterについてスペックや特徴、口コミなどをまとめました。
最後にご紹介した情報をまとめると、Triprouterがおすすめとなるのはこちらの方ですね。
- PCメインで使いたい
- 外でモバイルチャージャー機能がほしい
やはりTriprouterはPCメインで使いたい方が一番向いています。コンパクトで持ち運びが楽なうえにUSBタイプで差して使えますし、外でもバッテリーの心配がいりません。
また、スマホなどの充電に使えるとメリットは多いですが、現在は取り扱いプロバイダがかなり限られているのでおさえておきましょう。
最新のWiMAXルーターを考えている方は、おすすめのプロバイダをまとめたこちらの記事を参考にしてみてください!