ワイモバイルでは国内と海外両方使えるモバイルルーターがあります。
ワイモバイルの海外対応ルーターは、料金も安く100ヵ国以上に対応していますので、海外出張や海外旅行が多い方にはうってつけです。
当記事では、そんなワイモバイルの海外対応ルーターの基本スペックや特徴、料金、注意点などをまとめました。
この記事を読めば、701UCの特徴はもとより、これから海外に行くときのWi-Fiレンタルの時間や手間を減らすことができるようになるかもしれません!
ワイモバイルの海外対応ルーターとは
ワイモバイルの海外対応ルーターとは、国内・海外両方で使えるポケットWi-Fiのことです。現在のところ、ワイモバイルで海外対応の端末はこの701UCのみとなります。
701UCは国内で7GB、海外で7GBまでのデータ量がありますので、動画を観たりしなければデータ量で困ることもほとんどないでしょう。
また、ワイモバイルの701UCは100ヵ国以上で使えますので、アメリカやヨーロッパ、アジア、アフリカなど幅広い地域と国で使うことができます。
ワイモバイルの海外対応ルーターの料金
ワイモバイルの海外対応ポケットWi-Fiは、月額3,980円に加えて、海外利用日数×90円で利用することができます。
例えば、701UCを海外で4日使った月であれば、3,980円に4日×90円を足すことになりますので、その月の料金は4,340円ということになります。
海外Wi-Fiレンタルの場合、渡航先にもよりますが1日で1,000円~2,000円が目安なので、国内利用をできることを考えると比較的安いといえますね。
先ほどご紹介した通り、データ量は国内で7GBまで、海外で7GBまでと分けられています。
これだけのデータ量があれば、海外出張や海外旅行で地図を調べたりお店を調べたりするぐらいなら十分ですし、国内利用であればスマホのパケットもカバーできるとかなり実用的なルーターといえそうです!
ワイモバイルの海外対応ルーターの詳細スペック
ワイモバイルの海外対応ルーター701UCの詳細スペックはこちらです。
最大速度(下り) | 72Mbps |
最大速度(上り) | 37.5Mbps |
バッテリー容量 | 5,350mAh |
バッテリー持続 | 18時間 |
サイズ(mm) | 65×126.5×19 |
重さ | 240g |
最大接続台数 | 5台 |
対応周波数 | [4G]900MHz・1.7GHz・2.1GHz・2.5GHz |
[3G]900MHz・2.1GHz |
ワイモバイル701UCの通信速度
ワイモバイルの701UCは、最大速度(下り)が72Mbpsです。
国内モデルでは440Mbps~1.2Gbpsのモバイルルーターが出回っていることを考えるとスペックはあまり高くないですね。
海外で高画質動画を観るといった用途にはあまり向いていませんが、標準画質動画を観る程度なら問題のない通信速度があります。
ですが、ほとんどの方は海外でグーグルマップを見たり、調べ物をしたり、LINEをしたりする機会が多いでしょうから、通信速度はそこまで気にする必要はないといえます。
- 下り・・・受信のこと。画像のダウンロード、動画を視聴、メールの受信など
- 上り・・・送信のこと。画像をSNSにアップロード、メールの送信など
ワイモバイル701UCのバッテリー
ワイモバイルの701UCのバッテリーはかなり優秀です!
WiMAX(ワイマックス)を始めとする国内モデルのモバイルルーターでも、スペック上のバッテリー持続時間は12時間以下ですので、海外の移動中にバッテリー切れになるリスクも少ないですね。
ワイモバイル701UCのサイズ・重さ
ワイモバイル701UCのサイズや重さは、厚みがあって重いです。
スマホの2倍程度の重さはありますので、ポケットに入れるには重すぎますね。外ではバッグに入れて使う方がいいでしょう。
ワイモバイル701UCの特徴:ワンタッチでSIMを切り替え
ワイモバイルの701UCであれば、SIMを差し替えずに国内・海外の切り替えができます。
操作方法もシンプルです。まず、ホーム画面の「その他」をタップします。
その他から「SIM管理」と進み、海外利用なら「クラウドSIM」、国内利用なら差し込んだSIM1またはSIM2を選択すれば終わりです。
ワイモバイルの海外対応ルーターの注意点
ワイモバイルで海外対応ルーター701UCを契約するときの注意点をいろいろ探ってみました。その中で気になる点はこの4つです。
- ワイモバイルで3年契約が必要
- 国内利用におけるアドバンスオプション(無制限)の加入はできない
- 6ヶ月以上海外で利用したデータ量が国内利用より大きい場合、海外データ定額を解除される可能性がある
- 7GBを超えた場合の速度制限が海外と国内で異なる
ワイモバイルの海外対応ルーターは3年契約
海外対応ルーター701UCに限らず、ワイモバイルは3年契約となります。
海外出張や海外旅行が年に1回もなさそうということであれば、この701UCをあえて契約する必要はないでしょう。
アドバンスオプション(無制限)は加入できない
ワイモバイルの国内モデルは7GBプランで契約して、アドバンスオプションに加入することでデータ量を無制限に使えます。
ですが、この海外対応ルーターではアドバンスオプションには加入できませんので、海外・国内ともにデータ量無制限にインターネットにつなぐことはできません。
6ヶ月連続で海外利用が国内利用より多い場合はプラン解除の可能性がある
ワイモバイルの701UCは海外定額プランなので、「海外だけでデータ量を使えればいい」と考えている方もいるかもしれません。
ワイモバイルによれば、海外定額プランは日本国内に居住している方を対象にしているプランということなので、海外で継続して利用する方向けではないとしています。
そのため、海外でのデータ消費量が国内のデータ消費量を6ヶ月連続で上回った場合、海外定額プランを解除して、Pocket WiFi プラン 2(国内利用の7GB)にする可能性があるとしています。
「可能性がある」としているので、厳密にその通りにプランを解除されるとは思えませんが、海外に居住して使うといったようなデータ消費に偏りがある場合は、ちょっと危険かもしれませんね。
ワイモバイルの海外定額プランは7GBを超えた制限が違う
ワイモバイルの海外定額プランは、速度制限の内容が海外と国内で違います。簡単にまとめるとこのような違いがあります。
- 国内・・7GBを超えると128Kbpsの速度制限
- 海外・・7GBを超えると64Kbpsの速度制限
国内の速度制限に関しては、ワイモバイルの国内モデルで契約した場合と同じですが、海外利用が7GBを超えるとより厳しい速度制限になるということですね。
また、国内の速度制限に関しては500円で500MBを追加で買うことができますが、海外のパケットを追加で買うことはできません。
翌月1日まで速度制限は解除されませんので注意が必要です。
おわりに
ワイモバイルの海外対応ルーター701UCについて基本情報や料金、端末スペック、注意点などをまとめました。
最後に、今までの情報をもとに考えると、この701UCがおすすめとなる方はこのようになります。
- 海外出張、海外旅行に年数回行く
- Wi-Fiレンタルが面倒
やはり海外対応ルーターなので、年に数回は海外に行かれる方がおすすめといえます。
また、Wi-Fiレンタルの時間や手間が惜しいという方は、直行直帰できるこの701UCはかなり便利といえますね。
海外出張・海外旅行によく行かれる方はワイモバイルの701UCはおすすめですので、注意点をよく確認してから検討してみてくださいね。
ワイモバイルのほかにも、国内無制限で海外でも利用できるWiFiレンタルも出てきているのですが、その中でもおすすめはどんなときもWiFiですので、ぜひ参考にしてみてください。
また、当サイトでは国内利用向けのWiMAXについても解説しています。
20社以上あるWiMAXプロバイダの中でも、おすすめのプロバイダをまとめた記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください!