よくWiMAX(ワイマックス)とWiMAX 2+(ワイマックスツープラス)については公式サイトを見てもあまり説明がありませんね。
この2つの違いは簡単に言ってしまえば旧回線がWiMAX、新回線がWiMAX 2+となります。
サイトなどを見るとWiMAX 2+のことをWiMAXと書かれていたりするので、訳が分からなくなってしまうわけですね。
当記事では、このWiMAXとWiMAX 2+の違いやWiMAXがサービス終了となる理由を解説していきます。
WiMAXとWiMAX 2+の違いとは?
先ほどWiMAXは旧回線、WiMAX 2+は新回線と簡単にご紹介しました。
最初は旧回線のWiMAXは2018年3月にサービスを終了するとUQコミュニケーションズ(UQ WiMAX)は発表していましたが、2020年3月31日まで延長となったようですね。
WiMAXとWiMAX 2+の特徴を表にまとめるとこのようになります。
WiMAX | WiMAX 2+ | |
対応回線 | WiMAXのみ | WiMAX 2+ au 4G LTE |
最大速度 | 13.3Mbps | 440Mbps |
速度制限 | なし | 3日10GB |
エリア | 縮小中 | 拡大中 |
サービス開始 | 2009年2月 | 2013年11月 |
WiMAXとWiMAX 2+の最大速度
WiMAXとWiMAX 2+の最大速度を比較すると、大きく差がありますね。
WiMAXはもともと最大速度40Mbpsあったのですが、サービス縮小に伴い現在は13.3Mbpsとなってしまいました。
旧回線WiMAXがサービス縮小となった理由とは?
UQ WiMAXは、WiMAXの回線に使う30MHzに加えて2013年に20MHzの周波数帯を総務省によって割り当てられました。
この30MHzと20MHzを合わせて連続50MHzの周波数を使った回線がWiMAX 2+です。
WiMAX 2+のサービス拡大をするにはWiMAXの周波数帯を削っていくしかないわけですね。
WiMAX 2+を主軸とすることで、最大速度が40Mbps⇒110Mbps⇒220Mbps⇒440Mbpsと大幅に向上して現在に至るわけです。
旧回線WiMAXは速度制限なし
今でも旧回線WiMAXは根強い人気があるのですが、速度制限がないというのが大きな理由です。
WiMAX 2+は3日間で10GB以上データ消費すると、翌日の18時から翌々日の2時まで1Mbpsの速度制限にかかります。
最大速度はかなり低い旧回線WiMAXですが、速度制限がなく完全に無制限に使えるため今でも人気があるわけですね!
WiMAXとWiMAX 2+のエリア
WiMAXのサービスエリアですが、WiMAXのサービス縮小に連動してかなり狭くなっています。
ということは、WiMAX 2+はそれに伴って拡大しているわけですね!
都市部においてはそこまで大きな差はありませんが、郊外になるとWiMAX 2+の方が対応エリアが広いんですね。
対応マップはUQコミュニケーションズの公式サイトから見ることができます。
対応エリア⇒【公式】UQ WiMAX|サービスエリアマップ
おわりに
WiMAXとWiMAX 2+の違いについて、ちょっと昔にさかのぼり解説してきました!
WiMAXは速度制限がなく完全無制限に使えるというメリットはありますが、サービスはまもなく終了予定です。
現在はWiMAX 2+がメインで、サービスレベルが違いますし、速度制限があるといっても高画質動画を長時間観なければほとんど制限にかかることはないので、おすすめはやっぱりWiMAX 2+ですね。
なお、20社以上あるWiMAXプロバイダの中でも、おすすめのプロバイダをまとめた記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください!