WiMAX(ワイマックス)といえばモバイルルーターといったイメージが強いですが、その他ドコモやソフトバンクなどの大手キャリアなども取り扱っています。
その中で、ソフトバンクのグループ会社であるワイモバイルにも無制限プランのサービスがあります。また、ワイモバイルでは海外で使えるポケットWi-Fiもでてきました。
当記事では、ワイモバイルの基本情報からメリットやデメリット、口コミ評価をまとめました。
WiMAX(ワイマックス)との違いも含めて解説していきますので、ワイモバイルや他社のモバイルルーターを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
ワイモバイルとは?
ご存知の方が多いかと思いますが、ワイモバイルはソフトバンクのグループ会社ですね。
いわゆる格安SIMとしての知名度が高く、ワイモバイルとソフトバンク間での乗り換えなどで割引サービスがあります。
ですが現在のところは、ソフトバンク利用者がワイモバイルのポケットWi-Fiを使うことによる割引サービスはないようですね。
ワイモバイルのポケットWi-Fi料金プラン
2019年10月現在、ワイモバイルの料金プランをまとめました。
1GB | 1,980円/月 |
5GB | 2,480円/月 |
海外定額 | 3,980円/月 *海外利用時は+90円/日 |
初期費用 | 3,000円 |
契約年数 | 3年 |
開通日 | 最短即日 |
機種 | 1GB・5GBプラン:601ZT 海外定額プラン:701UC |
機種代金 | 実質無料 |
支払い | クレジットカード 口座振替 |
違約金 | 9,500円 |
キャンペーン | 5GBプランが3年間月額1,530円 |
公式サイト | https://ymobile-store.yahoo.co.jp |
ワイモバイルのポケットWi-Fiは、容量1GBのライトプラン1,980円から選ぶことができます。
以前は、7GBプランにアドバンスオプションをつけることで、無制限にインターネットができましたが、現在は7GBプラン、無制限プランがなくなってしまいました。
現在は、キャンペーンで5GBプランを3年間ずっと月額1,530円となる割引特典がありますので、比較的安く利用できるといえるでしょう。
また、ワイモバイルの契約期間は3年契約のみです。契約期間をなくして契約することもできますが、月々の支払いが2,000円高くなります。
また、ワイモバイルの違約金ですが、これはプランによって違います。
通常のポケットWi-Fiのプランであれば違約金は9,500円ですが、タブレットなどを購入して割引を受けていると契約期間に応じて違約金がかわってきます。
ワイモバイルのポケットWi-Fiメリット
ワイモバイルのポケットWi-Fiのメリットについてまとめると、以下の3点です。
- 速度制限は追加料金で解除ができる
- 海外定額プランがある
- 違約金はWiMAXより安い
速度制限を追加料金で解除できる
ワイモバイルの1GB・5GBプランは、容量を超えると128kbpsの速度制限にかかります。
通信速度128kbpsというのは、スマホの速度制限と同じですので使い物にならなくなると考えてください。
ですが、ワイモバイルの場合は、500MBの容量を500円で買うことができます。割高感は否めませんが、救済措置があるという点はメリットといえるでしょう。
海外定額プランがある
ワイモバイルには海外定額プランがあります。月額3,980円に海外利用日数に応じて1日90円が上乗せされる料金プランですね。
データ量は国内で7GB、海外で7GBまでとなっており、この海外定額プランにはアドバンスオプションをつけることはできないので、無制限プランにはできないということになります。
対応端末は701UCという機種だけで、スペックも最大速度(下り)72Mbpsと低スペックですが、バッテリーは18時間持つので、海外出張が多い方にとって便利な海外向けのモデルといえるでしょう。
海外出張が多い方や月に数回海外に行く方は、毎回Wi-Fiを借りるなどの手間が省ける上に割安になるので、この海外定額プランはけっこうおすすめだったりします。
対象のルーターなどの詳細は別記事にまとめていますので、参考にしてみてください。
どうしてもWiMAX(ワイマックス)を海外で使いたいという方は、いくつか方法があります。こちらも別記事でまとめましたので参考にしてみてください。
ワイモバイルの違約金は安い
ワイモバイルはポケットWi-Fiだけ契約する場合、契約途中で解約すると違約金は一律9,500円です。
ワイモバイルはスマホと同じ程度の違約金ですが、WiMAX(ワイマックス)と比べると違約金は安いです。
ワイモバイル | UQ WiMAX | |
違約金 | 契約更新月以外の解約 9,500円 | 1年以内 19,000円 |
2年以内 14,000円 | ||
3年以内 9,500円 |
WiMAX(ワイマックス)はプロバイダによって違約金が違いますが、契約してすぐに解約すると違約金が高いという特徴があります。
とはいえ、WiMAXは事前に実際の通信端末を無料で借りられるサービスがありますので、「実際に使ってみたらつながりが悪い・・」といったリスクはほとんどありません。
ワイモバイルの場合、ポケットWi-FiをタブレットやPCなどと同じタイミングで購入すると割引が受けられる料金プランがありますが、こちらは違約金が高額なので注意が必要です。
ワイモバイルのポケットWi-Fiデメリット
ワイモバイルのポケットWi-Fiのデメリットは、この4点です。
- キャッシュバックや割引がない分、料金が高い
- 契約期間は3年
- 機種代金は実質無料
ワイモバイルは料金が高い
ワイモバイルはキャッシュバックや月額割引がないので、WiMAX(ワイマックス)と比べると割高です。
ワイモバイルとWiMAX(ワイマックス)は基本料金はかわりませんが、キャッシュバックや割引額に大きな差があります。
ワイモバイルの無制限プラン(7GB+アドバンスオプション)とWiMAX(ワイマックス)のギガ放題(無制限)を比較しました。WiMAX(ワイマックス)は、GMOとくとくBBで契約した時の料金です。
ワイモバイル | WiMAX | |
月額料金 | 4,380円 | 4,263円 |
初期費用 | 3,000円 | 3,000円 |
キャッシュ バック | – | 32,050円 |
3年総額 | 160,680円 | 126,719円 |
同じ無制限プランですが、料金に大きな差がありますね。
ワイモバイルはキャッシュバックなどのキャンペーンはないので、その分料金が高くなってしまうわけです。
最安値のGMOとくとくBBはキャッシュバックが37,100円と高額なので、その分安くインターネットを利用できるということになります。
ワイモバイルは3年契約のみ
ワイモバイルはポケットWi-Fiは3年契約のみです。
契約期間がない料金プランもありますが、月々の支払いが2,000円ほど高くなりますので、あまり検討する余地はないでしょう。
WiMAX(ワイマックス)も3年契約が主流となりつつありますが、本家のUQ WiMAXや@nifty WiMAXなどでは2年契約もできます。
契約期間が長いとそれだけ解約リスクもありますし、できれば2年程度の契約期間が理想ですね。
機種代金は実質無料
スマホの契約をイメージするとわかりやすいのですが、実質無料という場合は月々の分割の支払い分をワイモバイルが割引していることになります。
もし契約途中で解約した場合、端末の残債を解約後に請求されるわけですね。つまり、解約で発生する料金の中に、違約金と機種代金の残債がでてきてしまいますので、明らかにデメリットといえます。
ワイモバイルのポケットWi-Fi口コミ評価
ワイモバイルのポケットWi-Fiの口コミ評価をまとめました。いい口コミと悪い口コミを分けてご紹介します。
- 7GBまでならエリアが広いから安心してます。(20代 女性)
- 使い物にならなかったから解約申請したら、2万ぐらいかかるとかありえない。(20代 女性)
- 一晩充電したけど、バッテリー4時間持たなかった(20代 男性)
- 総合窓口の電話有料ってひどい(30代 男性)
ワイモバイルの口コミは、比較的悪い口コミが多い印象です。
サポートの対応に関しての情報はあまりありませんでしたが、電話が30分以上待たされるなどのマイナス意見も多く見られました。
ワイモバイルとWiMAXを比較
知名度の高いWiMAX(ワイマックス)とワイモバイルを比較するとどうなのでしょうか。簡単にまとめるとこのようになります。
ワイモバイル | WiMAX | |
料金 | 高い | 安い |
最大速度 (下り) | 612Mbps | 1.2Gbps |
最大速度 (上り) | 37.5Mpbs | 112.5Mbps |
バッテリー | 6時間 | 11.5時間 |
エリア | 狭い | 広い |
電波の強さ | つながりやすい | 障害物に弱い |
速度制限 | 10GB/3日 | 10GB/3日 |
ワイモバイルとWiMAX(ワイマックス)を比較してみると、ほとんどの項目でWiMAX(ワイマックス)が優れていることがわかります。
特に、料金やエリアについてはワイモバイルとWiMAX(ワイマックス)では差がありますので、モバイルルーターを選ぶなら、現状はWiMAX(ワイマックス)がいいでしょう。
ワイモバイルとWiMAX(ワイマックス)を比較した記事もありますので、参考にしてください。
まとめ
ワイモバイルのポケットWi-Fiについて、料金プランからメリットやデメリット、口コミ評価までWiMAX(ワイマックス)との違いを解説してきました!
ワイモバイルは海外定額プランなどは海外出張が多い方には便利なサービスですが、国内利用に限定すれば、料金に割引がないため割高です。
ワイモバイルにもメリットはありますが、料金面や対応エリア(無制限プラン)については差がありますので、現状はWiMAX(ワイマックス)を選ぶ方がいいでしょう。
なお、20社以上あるWiMAXプロバイダの中でも、おすすめのプロバイダをまとめた記事もありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。