WiMAX(ワイマックス)のホームルーターはL02やL01sあたりが人気ですが、2016年に発売されたnovas HOME+CAという端末もあります。
novas HOME+CAはL01シリーズと比べると、アンテナが外付けで見た目も全然違います。
当記事では、そんなnovas HOME+CAのスペックから機能、口コミ評価などをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください!
novas HOME+CAって?
WiMAX(ワイマックス)のホームルーターのnovas HOME+CAは、文字通り家の中専用の端末となります。
現在のホームルーターの最新機種であるL02と比べると、アンテナが2本外付けとなっているなど見た目がかなり違いますね。
L02はHUAWEI(ファーウェイ)製造モデルですが、novas HOME+CAはシンセイコーポレーションというメーカーが販売していることもあって、全くことなるタイプのホームルーターといえます。
novas HOME+CAのスペック
novas HOME+CAのスペックはこちらです。
製品名 | novas HOME+CA |
製造元 | 株式会社シンセイコーポレーション |
発売日 | 2016年9月29日 |
最大速度 (下り) | 220Mbps |
最大速度 (上り) | 10Mbps |
au 4G LTE | × |
重量 | 317g |
サイズ (mm) | 130x69x132 |
UIMカード | Micro SIM |
バッテリー | なし(コンセントからの電源供給) |
接続台数 | 16台 |
カラー | ホワイト |
novas HOME+CAの通信速度
novas HOME+CAは下り最大220Mbpsです。
最新機種と比べるとやや物足りないスペックではありますが、10Mbpsあれば高画質動画も視聴できることを考えると、十分な通信性能はありそうです。
どちらかというと、上り最大10Mbpsというスペックは実測値がかなり低くなる可能性が高いので、画像や動画のアップロードなどをよくする方は速度が遅いと感じるかもしれません。
- 下り・・・受信のこと。画像のダウンロード、動画を視聴、メールの受信など
- 上り・・・送信のこと。画像をSNSにアップロード、メールの送信など
特徴①:novas HOME+CAは16台と接続できる
novas HOME+CAは、WiMAX(ワイマックス)のモバイルルーターよりも多くのスマホやタブレットなどに接続ができます。
WiMAX(ワイマックス)のモバイルルーターは最大接続台数は10台(W06のみ16台)ですので、このあたりはホームルーターのメリットといえそうです。
特徴②:novas HOME+CAは2.4GHzと5GHzを同時出力できる
WiMAX(ワイマックス)のW06やWX05などのモバイルルーターは、周波数帯域のどちらかを切り替えて使うことはできるますが同時には使えません。
novas HOME+CAであればこの2つの周波数帯域を同時に使うことが出来ます。
周波数帯域には特徴があるのですが、ざっくりというとこの2つの周波数帯にはこのような特徴があります。
- 2.4GHz・・・5GHzより速度は落ちるが、電波が回り込んで端末に届きやすい。電子レンジなど家電製品にも採用されている周波数帯なので電波の干渉を受けやすい。
- 5GHz・・・2.4GHzより直進的で速い通信速度を実現できるが、壁や障害物を回り込むことはできない。家電などの電波の干渉は受けにくい。
例えば、戸建てで使う場合を想定します。
5Ghzでつなぐのは障害物が少ない同じ部屋にある端末だけ、2.4GHzでつなぐのは壁を挟んだ2階の部屋の端末だけといった使い分けを同時にできるわけです。
電波の特性にあった使い方をすると、通信速度が全然違いますのでいろいろ試してみて下さい。
周波数帯域についてはこちらを参考にしてください。
特徴③:novas HOME+CAは外付けアンテナがある
novas HOME+CAは外付けアンテナがあるので、置く位置によって電波の受信感度をよくすることができますし、屋内のエリアに電波を飛ばしやすい設計になっています。
アンテナは角度を調整できますので、受信状況を確認しながら調整することで最適な受信環境をつくることもできるわけですね!
novas HOME+CAの口コミ評価
ここではnovas HOME+CAの口コミ評価を集めましたので紹介したいと思います。いい口コミと悪い口コミを分けていますので参考にしてみてください。
novas HOME+CAのいい口コミ
自宅アパートは光回線の導入が不可能ということが判明したので、苦し紛れに最新Wifiルーターを買った(novas-HOME+CA)。光には遠く及ばないけど、今までのクソ環境に比べたら天国のようなレベル。これで速度制限さえなければ完璧なんだけどな。 pic.twitter.com/p4CMgPOUEb
— モスケンの渦潮 (@moskenstraumen) 2016年10月20日
家が固定回線引けないのでUQ WiMAXのnovas Home+CAを使用中。
NINTENDO SWITCHの接続テストでNATタイプ:Cが出てスプラトゥーンのオンライン対戦できなかったけど、ポートフォワーディングとDMZを設定したら、NATタイプがAになってネット対戦可能に。— ムラジュン⌘スパッタリー教 (@Splatoon_jm) 2017年8月1日
通信速度に関する口コミは比較的良好です。固定回線の代わりとして使うにも申し分なさそうです。
novas HOME+CAの悪い口コミ
Try WiMAXでnovas Home+CAを借りてみました。昼12時台で下り65Mbps、夜21時台で56Mbps出ますが、pingが遅いため光回線のv6プラスよりは遅く感じますね。 #WiMAX pic.twitter.com/kJ3jEVx6pu
— なつき@Webデザイン体験開催中 (@Stocker_jp) 2018年6月1日
あぁ〜novas home+CAとかいう不安定すぎるクソ回線
自腹だったら絶対契約しない— 陽炎( ‘-‘ ) (@kagerou3110) 2018年4月18日
ping値はあまり良くないことからオンラインゲームはやや難しいといった印象です。通信が途切れるといった口コミもいくつかみられました。
通信速度でいえば、動画を観るといったことであれば問題なさそうです。
novas HOME+CAのデメリット・注意点
novas HOME+CAのデメリット・注意点についてまとめました。
- スペックはやや低め
- au 4G LTEには対応していない
novas HOME+CAの通信速度はスペックが低めなので、特に上り速度に関しては実測値も低くなる傾向にあります。
また、au 4G LTEが使えるLTEオプションに対応していません。
ですが、基本的にはWiMAX 2+で通信ができる方が購入されるので、そこまで大きなデメリットではないかもしれませんね。
novas HOME+CAが契約できるプロバイダ
novas HOME+CAが契約できるプロバイダはほとんどありません。製造元のnovas WiMAXまたはUQ WiMAXでの契約となります。
UQ WiMAXは料金に割引がほとんどありませんので、ここではnovas WiMAXについてご紹介します。
novas WiMAX:novas HOME+CAの製造元
novas WiMAXはnovas HOME+CAの製造元です。
novas HOME+CAを契約すると、アンテナの延長ケーブルが付いてきますし、メーカー保証も2年になりますので特典は多いですね。
UQ WiMAXほどのサポート体制はありませんが、製造元なので安心して契約できます。
novas WiMAXの詳しい特徴は詳細ページにまとめてありますので、参考にしてみてください。
現在はほとんどのWiMAXプロバイダでL02やL01sの取り扱いしかありませんので、novas HOME+CAを検討している方はnovas WiMAXからの契約がおすすめです。
おわりに
WiMAX(ワイマックス)のホームルーターnovas HOME+CAについてまとめました。
novas HOME+CAは過去モデルとなりますので、あえて選ぶメリットは少ないですが検討されている方は参考にしてくださいね。
ホームルーターをお探しの方はこちらの最新モデルのL02の記事も参考にしてみてください。
なお、20社以上あるWiMAXプロバイダの中でも、おすすめのプロバイダをまとめた記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください!