WiMAX(ワイマックス)を契約するときには、どのようにWiMAX(ワイマックス)ルーターを選ばれていますか?
スペックだけで選んでいる方は、実際に使ってみて後悔してしまう可能性があります。
当記事では、WiMAX(ワイマックス)ルーターの正しい選び方について解説します!
この記事を読めば、WiMAX(ワイマックス)のルーター選びにおいて正しい見方ができるようになりますので、ぜひ参考にしてみてください!
WiMAXルーター選びの3つのポイント
WiMAX(ワイマックス)ルーターを選ぶときに大切なポイントはこの3つです。
- スペックで判断するのはバッテリーやサイズ、重さ、デザイン
- 通信速度の実測値や不具合の有無を口コミで確認する
- WiMAXルーターの機能・特徴
スペックで判断するのはバッテリーやサイズ、重さ、デザイン
一つ目は、スペックで判断できることを参考にするということですね。
WiMAX(ワイマックス)ルーターのスペック表で確認するのはバッテリー性能やサイズ、重さ、デザインです。
多くの方が通信速度でルーターを選ばれていますが、これは間違いです。
まず、WiMAX(ワイマックス)の最大通信速度というのは、ベストエフォート型といわれるいわば理論値ですので実際の通信速度ではありません。
また、10Mbps以上の通信速度があれば高画質動画も十分に視聴できるので、通信速度に関してはどのルーターでも問題ないといえます。
通信速度の実測値や不具合の有無を口コミで確認
二つ目は、WiMAXルーターの口コミを確認します。
WiMAX(ワイマックス)の通信速度の実測値は、最大通信速度がダントツのW06もWX05やL02の通信速度と大きくかわりませんし、家の中でみればL02の方が速いです。
WiMAX(ワイマックス)の実測値は、どの機種も家の中では20Mbps~70Mbps程度です。つまりスペックだけでは、通信速度はわからないということですね。
このような通信速度の実測値や不具合がでやすいといった使用感は口コミからわかることが多いので、機種を選ぶときは必ず口コミをみるようにしましょう。
WiMAXルーターの機能・特徴など
最後に、WiMAX(ワイマックス)ルーター特有の機能や特徴などを参考にします。
例えば、WX05で言えばワンタッチで通信モードをハイスピードからハイスピードプラスエリアに変更できるワンタッチ機能があったり、別売りのクレードルには電波増強アンテナがついています。
こういった特徴は、ご自身がWiMAX(ワイマックス)を使う場面で便利ということであれば、WiMAX(ワイマックス)のルーター選びの一つのポイントといえるでしょう。
- スペックで判断するのはバッテリーやサイズ、重さ、デザイン
- 通信速度の実測値や不具合の有無を口コミで確認する
- WiMAXルーターの機能・特徴
この内容をもとに実際に見ていきましょう。
WiMAXルーターのスペック比較
新しいモデルに絞ったスペック表となります。
通信速度はW06が圧倒していますが、先ほどご紹介した通り実測値はどの機種も大きくかわりません。
また、こちらはホームルータータイプのWiMAXモデルです。屋内型専用なのでバッテリーなどはなく、コンセントに差し込んで使うタイプとなります。
HOME 02 | L02 | |
機種 | ||
発売日 | 2020/1/30 | 2019/1/25 |
最高速度 (下り) | 440Mbps | 1Gbps |
最高速度 (上り) | 75Mbps | 75Mbps |
au 4G LTE | 〇 | 〇 |
接続台数 | 20台 | 42台 |
サイズ (mm) | 50×118×100 | 93x178x93 |
重さ | 約218g | 約436g |
カラー | ホワイト | ホワイト |
おすすめ度 |
WiMAXルーターのバッテリー性能
バッテリー性能は外でもWiMAXルーターを使う方にとっては、かなり重要なポイントですね。ホームルーターなどはバッテリーの搭載はありませんが、モバイルルーターでいえば、WX06やWX05が優れていることがわかります。
WiMAXルーターのサイズ・重さ・デザイン
WiMAXルーターのサイズですが、iPhone Xを参考に並べてみました。
モバイルルーターであるW06やWX05はiPhone Xなどのスマホと比べるとコンパクトですが、厚みがあります。
さらに、W06よりもWX05は一回り気持ち小さいので、バッグの小さいポケットにも入りやすいサイズですね。
ホームルーターであるL02はサイズはやはり少し大きいですが、基本的に持ち歩くことはありませんので、そこまで気にならないでしょう。
また、言うまでもありませんが、デザインや色はご自身の好みで選んでみてください。
WiMAXルーターの口コミ評価
ここではWiMAX(ワイマックス)ルーターW06・WX05の口コミ評価をみてみましょう。ルーターごとに分けてご紹介します。
W06の口コミ評価
Speed Wi-Fi NEXT W06、更新から4日経過しました。
WiMAX2+回線・LTE回線ともいずれも安定して稼働中です。筺体は艶消のホワイトパールで、細部まで質感高いです。通信速度は数字上は前使ってたWX03と大差はありませんが、LTEが使える端末なので満足です。クレードルは欲しいところです。 #item pic.twitter.com/2JstpDUcIO— かわうそ (@tetoromx32) 2019年1月31日
家の光回線より、WiMAX W06の回線の方が早い…
プロバイダ変えるだけで変わったりすんのかな??
常50Mbpsぐらいは出てほしいわ…— きぬきぬパパ (@_KINUkinu) 2019年3月1日
やったーーー。
どうやら今回のアップデートで W06の不具合解消されたみたい♡
アップデートから約1時間放置したけど切れてない。
LINEやメールをリアルタイムで受け取れないイライラが解消されそうた♡#w06 #不具合 #改善— Rina (@Rina00158724) 2019年3月9日
W06はまだ実際の使用感は多く出回っていませんが、通信速度はやはりそこそこ速いようです。
また、スマホやタブレット端末のロックがかかると接続が切れてしまう不具合がありましたが、2019年3月7日のアップデートで解消されたようです。
対して、このような意見も見受けられます。
UQ、下り最大1.2Gbps対応のSpeed Wi-Fi NEXT W06 (HWD37)とSpeed Wi-Fi HOME L02 (HWS33)を販売開始 | blog of mobile https://t.co/cmDXJmBcqn
>>注意点として下り最大1237Mbpsはハイスピードプラスエリアモードの通信速度であり、ハイスピードモードでは下り最大558Mbpsとなる。
やっぱそうなんね— Lulz: (@DrsLulz) 2019年1月25日
W06クレードル一切使えないらしいから買うならL02すかねえ
— Lulz: (@DrsLulz) 2019年1月26日
W06の悪い口コミでは、最大通信速度(下り)1.2Gbpsが無線接続時にはできないことやクレードルがないということに関して、マイナス意見が多い印象です。
WX05の口コミ評価
羽田空港第2ビル ターミナル内。
NECのWiMAX2ルーターWX05。
結構良い速度。 pic.twitter.com/amk9I3DcTF— たむねこ (@akiratamcat) 2019年1月10日
トップスピードではやや落ちますが、部屋のどこに置いてもアンテナ3本と抜群の安定性を見せるWX05。
まな板置きとステンレスボウル(100円だと一番ちっこいのしか買えねえ)を買ってきました。
で、お馴染みのパラボラアンテナですが………。#WIMAX2+ pic.twitter.com/4aoNJv8ZEd— TOMO@愛媛 (@pc_tomo) 2018年11月18日
WX05はスペックをみるとW06より最大速度は低いですが、受信感度が向上しているという点は評価が高かったです。
対して、WX05のマイナス評価としてこのような意見もありました。
新型(wx05)の方が若干大きいかな。 pic.twitter.com/t1UmtK84hL
— baw@インターネット老人会 (@blanite) 2019年1月2日
wimaxのWX05なんだけど、ファームウェアをアップデートしたらiPhone&iPadが不具合なのか繋がらなくなる。Macは変わらず繋がるので、iPhone&iPadとの相性が悪いのかも。アップデートしなきゃ良かったー😭😭😭
— ジュリ (@giuli__etta) 2019年4月27日
WX05の口コミをみると、ファームウェア更新によって通信が途切れる不具合が発生していましたが、現在は新しいファームウェア更新によって改善されているようですね。
全ての利用者というわけではないようですが、通信が途切れるという方は最新のファームウェア更新を行ってみてください。
その他のL02やHOME 01といった口コミ評価については、こちらの記事を参考にしてみてください!
WiMAXルーターの機能や特徴
WiMAX(ワイマックス)はルーターごとに機能や特徴に違いがあります。
W06の機能や特徴
W06の主な機能は以下の通りです。
- 高性能ハイモードアンテナ搭載・・受信感度が悪かった場所でも基地局からの電波を受信できる
- TXビームフォーミング機能対応・・スマホなどの接続端末を検知して無駄なく電波を飛ばす
- Wi-Fiお引越し機能・・今までのWi-Fi設定情報を引き継げる
- 通信量カウンターの通知機能・・上限を設定して、自動的に通信を停止・お知らせしてくれる
- クイックアクセスモード・・Wi-Fi接続機器と常時接続した状態にする
- リモート機能・・HUAWEI HiLinkアプリの操作でWi-Fiオフの状態から復帰させる
W06はW05であったNFC接続などがなくなりましたが、その分受信感度を向上させる機能が搭載されている印象です。
目玉としては高性能ハイモードアンテナが搭載されたことやTXビームフォーミング機能に対応したことといえるでしょう。
スペックだけではなく機能面も強化したW06ですが、より詳しい内容はこちらの記事を参考にしてみてください。
WX05の機能や特徴
WX05の主な機能ですが以下の通りです。
- WiMAXハイパワー対応・・受信状況が悪い場所でも通信品質を向上させる機能。
- Wi-Fiビジュアライザー搭載・・空いているチャンネルを探し変更することができるので、通信速度の向上が期待できる。
- 通信モードの自動切替・・設定したデータ量になると、自動的に通信をストップする通信量の上限設定機能に加えて、自動で設定した通信モードに切り替えができる。
- Wi-Fi設定お引越し機能・・今までのWi-Fi設定情報を引き継げる。
- クレードルの電波増強アンテナ・・クレードルにアンテナが搭載されていることで家での通信速度が向上する。また、TXビームフォーミング機能にも対応。
WX05の機能ですが、W06より受信感度が向上する機能が多いです。スペック面ではW06が優勢ですが、機能面ではWX05に分がある考えていいでしょう。
WX05の詳しい内容はこちらの記事を参考にしてみてください。
L02の機能や特徴
L02の主な機能については以下の通りです。
- 最大接続台数は40台・・有線LANは2台まで。
- 2.4GHzと5GHzの同時出力・・W06やWX05は同時には使えない。
- 4本の高感度アンテナ搭載・・受信感度の悪かった場所でも360度隅々まで電波を飛ばすことができる。TXビームフォーミング機能にも対応。
- Wi-Fi設定お引越し機能・・簡単に以前のルーターで接続していた機器との設定ができる機能。
L02はホームルーターとあって最大接続台数も多く、受信感度もかなり強力です。また、W06やWX05といったモバイルルーターではできない2.4GHzと5GHzの同時出力に対応しています。
周波数帯域には特徴があるのですが、ざっくりというとこの2つの周波数帯にはこのような特徴があります。
- 2.4GHz・・・5GHzより速度は落ちるが、電波が回り込んで端末に届きやすい。電子レンジなど家電製品にも採用されている周波数帯なので電波の干渉を受けやすい。
- 5GHz・・・2.4GHzより直進的で速い通信速度を実現できるが、壁や障害物を回り込むことはできない。家電などの電波の干渉は受けにくい。
例えば、このように使ってみてください。
L01sが置いてある部屋で接続する機器は、接続機器とL01sの間に障害物が少ないので5GHz帯で接続、隣の部屋にある接続機器は、壁があるので2.4GHz帯で接続するなど使い分けをしてみましょう。
それだけでも通信速度が全然違うと思います。
また、PS3などの少し古い接続機器は2.4GHz帯しか接続できないので、W06やWX05のように5GHzから切り替えたりしなくてもそのまま使えるわけですね。
これはW06やWX05などのモバイルルーターではできない機能なので、ぼくはかなり使える機能だと思います。
その他の機能に関しては、こちらの記事を参考にしてみてください!
WiMAX HOME 01の機能や特徴
WiMAX HOME 01の主な機能や特徴は以下のとおりです。
- 最大接続台数は22台・・有線LANは2台まで。
- 2.4GHzと5GHzの同時出力・・W06やWX05は同時には使えない。
- WiMAXハイパワーに対応・・受信状況が悪い場所でも通信品質を向上させる機能。
- ワイドレンジアンテナ搭載・・広い範囲で安定した通信ができる。また、ビームフォーミング機能にも対応。
- Wi-Fi設定お引越し機能・・簡単に以前のルーターで接続していた機器との設定ができる機能。
WiMAX HOME 01はL02ほど接続台数は多くありませんが、それでも十分な数の端末を同時に接続できます。
WX05と同様にWiMAXハイパワーに対応しており、L02と同じような受信感度が向上する高感度アンテナを搭載していますね。
WiMAX HOME 01の詳しい内容はこちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ
WiMAX(ワイマックス)ルーターの正しい選び方について、スペックや口コミ、機能や特徴などを比較しながら解説しました。
これらの情報をもとにおすすめとなるWiMAXルーターはこちらです。
- 家だけで使う・・L02
- 家でも外でも使う・・W06
家だけで使う場合は、L02がおすすめです。やはりホームルーターはモバイルルーターよりもコンセントから電源供給してるため送信出力が強いですし、実際にアップロードの速度差はモバイルルーターよりも明らかに速いです。
また、家だけでなく外でも使うという場合はW06であれば口コミ評価をみても安定した通信速度が期待できます。
ライバル機種のWX05はファームウェア更新による不具合が発生していますが、最新のファームウェアにしなければ比較的おすすめの機種です。
WiMAXルーターが決まった方は、20社以上あるWiMAXプロバイダの中でも、おすすめのプロバイダをまとめた記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください!