WiMAX(ワイマックス)のバッテリーは機種によって違いますが、設定をかえなければだいたい9~12時間ほどの持続時間があります。
WiMAX(ワイマックス)を家で使う場合はバッテリー残量を気にする必要はありません。
ですが、外で使う場合はバッテリー消費はできるだけ抑えながらも不自由のない範囲でネットを利用したいですね!
当記事では、WiMAX(ワイマックス)のバッテリーモードの違いについて掘り下げて解説するとともに、通信速度にどのような影響がでるのかをまとめましたのでぜひ参考にしてみてください!
WiMAXのバッテリー設定は3種類
WiMAX(ワイマックス)はファーウェイ製のW06やNEC製のWX05といった2社のモデルが人気がありますね。
モバイルルーターであるW06とWX05は、それぞれバッテリー持続時間には差があるものの、このように3段階でバッテリー設定を調整することができます。
WiMAXのバッテリー設定
- ハイパフォーマンス・・通信速度重視。
- スマート(ノーマル)・・通信速度と電池持ちのバランスを重視。
- バッテリーセーブ(エコ)・・通信速度を抑え、バッテリーの持続時間重視。
機種によってバッテリーモードの名前が違います。W06であればパフォーマンス設定、WX05では省電力モードという項目から設定を変更することができます。
バッテリーモード:ハイパフォーマンス
W06 | WX05 | |
ハイパフォーマンス | 7時間10分 | 8時間 |
スマート (ノーマル) | 9時間 | 11時間30分 |
バッテリーセーブ (エコ) | 11時間40分 | 14時間 |
WiMAX(ワイマックス)のハイパフォーマンスモードは、バッテリーの消耗を気にせず通信速度を重視したバッテリー設定です。
例えば、W06には複数の周波数帯を束ねてデータ通信をするキャリアアグリゲーションやアンテナ数を増やしてデータ通信を高速化する4×4MIMOという技術が盛り込まれています。
このような技術をフル稼働して通信を行うのがハイパフォーマンスモードというわけですね。
家の中であれば、基本的に充電はいつでもできるのでハイパフォーマンスモードで使う方が多いですが、外で利用する場合は電池の消耗が激しいので使い方は考える必要があります。
なお、W06には充電時に自動的にハイパフォーマンスに切り替わる機能が備わっています。
バッテリーモード:スマート(ノーマル)
W06 | WX05 | |
ハイパフォーマンス | 7時間10分 | 8時間 |
スマート (ノーマル) | 9時間 | 11時間30分 |
バッテリーセーブ (エコ) | 11時間40分 | 14時間 |
続いて、WiMAX(ワイマックス)のスマート(ノーマル)モードは、通信速度と電池持ちのバランスをとったバッテリー設定です。
電池残量が多い時は通信速度を重視し、電池残量が少ない時は通信速度をおさえることでバッテリーの持続時間を調整します。
ハイパフォーマンスモードよりも2~3時間ほど連続通信時間を延ばすことができますので、外出時などにはおすすめの設定です。
バッテリーモード:バッテリーセーブ(エコ)
W06 | WX05 | |
ハイパフォーマンス | 7時間10分 | 8時間 |
スマート (ノーマル) | 9時間 | 11時間30分 |
バッテリーセーブ (エコ) | 11時間40分 | 14時間 |
最後にWiMAX(ワイマックス)のバッテリーセーブ(エコ)モードは、その名のとおり電池持ちを重視したバッテリー設定です。
そのため、ハイパフォーマンスモードでご紹介したキャリアアグリゲーションなどの高速通信技術を一切使わないようになっています。
実際に通信速度はやや遅く感じますが、スマホなどであればそこまで気になりませんので1日外出される方はバッテリーセーブ(エコ)モードに設定することをおすすめします。
スペック上は半日以上の連続通信時間がありますので、電池残量がなくなるといった心配もほとんどありません。
WiMAXの実際のバッテリー持続時間とは?
結論から言うと、WiMAX(ワイマックス)のW06やWX05といったモバイルルーターは、スペック上の連続通信時間は持たないと考えた方がいいです。
使用用途にもよりますが、あくまで連続通信時間ですので電車に乗ってる時だけなど時々使う分にはハイパフォーマンスモードでもバッテリーは十分持ちます。
現在のWiMAX(ワイマックス)ルーターは、一定時間Wi-Fi通信がなかった場合は自動的にスリープモードにできますので、あまりバッテリーの心配をしなくても大丈夫です。
WiMAXはBluetooth接続をするとバッテリーは長持ち
WiMAXルーターは先ほどご紹介したWi-Fiにおける3種類のバッテリー設定のほか、Bluetooth(ブルートゥース)接続にも対応しています。
Bluetooth接続の場合、バッテリーセーブ(エコ)モードより2~3時間ほど連続通信時間が長くなります。
Bluetooth接続と言えば、ワイヤレスイヤホンやカーナビなどでも使われていますが、特徴として省電力で接続ができる反面、大きなデータ通信をすることができません。
ですので、バッテリーセーブ(エコ)モードと同じく高速通信はできない点はおさえておきましょう。
WiMAX(ワイマックス)のBluetooth接続については、別記事にまとめていますので参考にしてみてください。
おわりに
WiMAX(ワイマックス)のバッテリー設定についてまとめてみました。最後におすすめのバッテリー設定をご紹介します。
おすすめのバッテリー設定
- 家・・ハイパフォーマンス
- 外・・スマート(ノーマル)
家の中では電池切れの心配がありませんのでハイパフォーマンスモードがおすすめです。
また、外ではスマート(ノーマル)モードやバッテリーセーブ(エコ)モードを使い分けてみるとバッテリー消費をうまくおさえて利用できます。
ぜひWiMAX(ワイマックス)のバッテリー設定をうまく活用してみてください。
なお、20社以上あるプロバイダの中でも、おすすめのプロバイダをまとめた記事もありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。